当科では、24時間365日体制で救急患者を受け入れています。


 重症患者がまず入る救急室においては、いつどのような患者が搬送されても対応できるように、救急科の医師や看護師、医療技師と協力しながら、常に受け入れ体制を整えています。そのため、PCPS (経皮的心肺補助法)やIABP (大動脈バルーンパンピング)といった体外循環補助装置も、その場で速やかに装着することが可能になっています。さらに、早期再灌流が必要な急性心筋梗塞患者が搬送されても、専門スタッフ(救急外来・カテ室看護師、放射線技師)との連携により、速やかに冠動脈インターベンション (PCI)を行う事が可能となっています。


 また、2008年にCCU (Cardiac care unit)を兼ね備えた救命救急センターが開設されました。同センターでは、急性心筋梗塞、劇症型心筋炎、致死性不整脈、重症心不全などといった超重症心疾患患者の集中治療が行われています。
 多くの方が集中治療により重篤な状態を脱し、一般病棟での加療の後に社会復帰を果たしています。


文責:坂本信雄