ご挨拶

皮膚科学講座 教授
山本 俊幸 Toshiyuki Yamamoto
1988年 東京医科歯科大学 医学部 卒業 |
1992年 東京医科歯科大学 皮膚科 助手 |
1997年 ケルン大学 皮膚科 文部省在外研究員 |
2000年 東京医科歯科大学 皮膚科 講師 |
2005年 東京医科大学 皮膚科 助教授 |
2007年 福島県立医科大学 皮膚科 教授 |
2014年 福島県立医科大学 副医学部長 |
福島県立医科大学 皮膚科学講座は、先々代・先代の教授を中心とした諸先生方の尽力により発展を遂げ、県民の抱える様々な皮膚疾患に対して、良質な医療を提供することを職務としてきました。県内の重症疾患や診断・治療に苦慮する症例はほぼ全て大学に集まるため、"わからないでは許されない"という使命感の下、スタッフ一同取り組み、悪性腫瘍、膠原病、乾癬、水疱症、広範囲熱傷、重症薬疹、感染症、アレルギー性皮膚炎などの難治性疾患を、治療・コントロールしていくと同時に、可能な限り原因検索に努めています。
私たちが目指しているのは "activity" のある教室で、それは外来・入院患者数、手術件数、学会発表、論文執筆、研究業績など全てを含んだものを指します。教室員には受け持った症例をカンファランスを通じて勉強してもらい、積極的に学会発表・論文執筆へ導くようにしています。当HPに私の赴任後に教室が作り上げてきた業績を掲載していますので、ぜひご覧ください。また、いま現在行っている研究内容に関しても、研究活動のページをご覧ください。
残念ながら、私が赴任して数年経ち、運営が少し軌道に乗ってきだした、まさにこれからという時に震災が発生し、頑張っていたスタッフが抜けてしまうという不測の事態も生じてしまいました。しかし震災から4年を経た現在、ようやくスタッフの数も震災前と同じくらいまで戻り、これから気持ちも新たに再出発という心構えでいます。だまっていても歳月は川のように流れ、ただ今を過ごすことに精一杯ですが、県内唯一の医科大学に勤務する大学人としての誇りを持って、責務を果たすべく教室一丸となって邁進していく所存です。