初期研修

皮膚科は、日常診療を静かに支える力です。

皮膚所見の捉え方や、よくみる皮膚疾患への対応を通して、日常診療に役立つ皮膚科の基礎を学べます。皮膚科志望の方はもちろん、他科を志望する方にも有意義な研修です。入院患者を担当し、病棟・手術・外来とバランスよく経験することで、common disease から重症例、希少例まで幅広く学ぶことができます。院内だけでなく他院からの研修医も積極的に受け入れております。

研修内容と特徴

病棟

病棟グループの一員として、指導医のもとで入院患者の診療を担当していただきます。皮膚腫瘍、水疱症、薬疹、皮膚感染症、熱傷など、幅広い疾患を経験できます。日々のカンファランスを通して、皮膚科の知識、診断の進め方、治療方針、プレゼンテーションの基本を学びます。毎週水曜日の入院手術では助手として参加し、真皮・表皮縫合などの基本手技や術前・術後管理を経験できます。

外来

新患外来に補佐として入り、予診、検査、処置、皮膚生検について学びます。 担当した症例は、翌週のカンファランスで提示していただきます。 また、臨時の院内・院外紹介に対応する当番業務の補助を通して、薬疹、白癬、帯状疱疹、褥瘡などの common disease を幅広く経験できます。 専門外来でサブスペシャリティをもつ皮膚科専門医から直接指導を受ける機会もあります。

研修環境

カンファランスや勉強会は、できるだけ業務時間内に行っています。 診療やカンファランスが夜遅くまで続くことは少なく、遅くとも18時までに業務が終了するように心がけています。 緊急の呼び出しも多くはなく、レポート作成や自分の時間も確保しやすい環境です。

皮膚科研修医のある1日

初期研修中の1日の流れの一例です。診療状況によって内容は異なります。

8:30~9:00 カルテチェック、病棟業務の準備
9:00~12:00 指導医と朝回診、病棟処置、指示出し、カルテ記載
12:30~13:00 昼休み
13:00~16:00 指導医と院内・院外からの臨時紹介対応
16:00~17:15 病棟グループカンファレンス、夕回診、指示出し
17:15 業務終了

皮膚科研修医のある1週間

初期研修中の1週間の流れの一例です。診療状況によって内容は異なります。

曜日 午前 午後
新患外来 病棟回診・処置
病棟回診・処置 カンファランス
入院手術 入院手術
新患外来 紹介対応(院内・院外)
病棟回診・処置 専門外来

指導医・指導体制

当教室には、臨床研修指導医講習会を修了した医師が12名、皮膚科専門医が12名在籍しており、初期研修医を支える十分な指導体制を整えています。

それぞれ異なる専門分野をもつ複数の医師から指導を受けられるため、経験が一部に偏ることなく、皮膚科診療を幅広く学ぶことができます。さまざまな症例に触れながら、日常診療に必要な皮膚科の基本を身につけていきます。

研修方法・時期・期間

皮膚科研修は、福島県立医科大学附属病院の臨床研修プログラム内で選択する方法のほか、 当院と連携している研修病院のプログラムから福島医大附属病院皮膚科を選択する方法があります。 これまで、近隣の研修病院だけでなく、県内各地の研修病院からも研修医を受け入れてきました。

皮膚科は選択科目であるため、研修2年目に選択する先生が多いですが、 1年目の先生も歓迎しています。外来患者数は季節による変動がありますが、 入院患者数は概ね一定しており、どの時期に選択しても過不足なく研修していただけます。

研修期間は4週間から選択可能で、8週間程度をおすすめしています。 もちろん、より長い期間の研修にも対応しています。

FAQ

Q 皮膚科志望でなくても研修できますか

A もちろん可能です。皮膚科では、湿疹、白癬、帯状疱疹、褥瘡、薬疹など、日常診療で遭遇しやすい疾患を多く学ぶことができます。将来どの診療科に進む場合にも役立つ研修です。

Q 他院の研修医でも研修できますか

A 当院と連携している研修病院のプログラムなどを通して受け入れています。 ご所属の研修プログラムによって異なりますので、まずはご相談ください。

Q どのくらいの期間から研修できますか

A 研修期間は4週間から選択可能です。 研修2年目に選択する先生が多いですが、1年目の先生も歓迎しています。 研修プログラムや所属施設との調整いたしますので、詳細は個別にご相談ください。

Q. 土日祝日に業務はありますか。

A. 原則、初期研修医に土日祝日の業務はありません。 休日の処遇は、福島県立医科大学附属病院臨床研修プログラムに準じます。 希望者には、土曜午前に病棟回診・処置を経験できる機会があります。 必要に応じて担当患者を継続して診ることは、研修効果を高めるうえで有意義です。

Q どのようなことを経験できますか

A 新患外来の補助、病棟診療、検査・処置の見学や介助、 院内・院外からの臨時紹介対応の補助などを通して、皮膚科診療の基本を学びます。 common disease を幅広く経験できることが特徴です。

Q 皮膚科の手技も経験できますか

A 真菌検査、皮膚生検、創処置、褥瘡処置など、 皮膚科で行う基本的な検査・処置を、見学や介助を通して学ぶことができます。 診療状況に応じて、専門外来で直接指導を受ける機会もあります。

Q 研修中はどのように指導を受けますか

A 日々の診療のなかで上級医の指導を受けながら学びます。 外来や病棟でその都度相談できるほか、担当した症例はカンファレンスで振り返り、 診断や治療について理解を深めます。

Q 研修前に見学は可能ですか

A 見学は随時受け付けています。 研修をご検討中の方は、実際の診療や教室の雰囲気をご覧いただくことで、 より具体的にイメージしていただけます。 詳しくは見学案内のページをご確認ください。