センターについてセンターの理念

先端臨床研究センターではPET-MRIやPET/CTを用いた画像診断により、各疾病の早期診断を実施します。例えば、2013年に導入されたPET-MRIは画像が鮮明で情報量も多く、患部を正確に特定する事ができます。また、全身の様子を調べる事も可能で、がんなどの病気を超早期に診断する上で有効です。

現在、日本人の2人に1人ががんになるといわれていますが、早期発見ができればがんは怖い病気ではありません。進行がんの場合でも、薬や放射線、手術など様々な治療法を組み合わせることで効果的な治療が可能になってきました。PET-MRIを用いて病気の場所を正確に特定し、病気を早期に診断できれば患者さんの身体への負担を最小限に抑えた適切な治療を選択する事が出来ます。また、がん以外にも心臓や脳神経系疾患の診断にPET-MRIは大変有効です。更に、薬が身体のどこに集まるのか調べる事もできるので新薬の開発に役立てることも可能です。本学はすでに新薬の臨床試験に関しても十分な実績があり、基礎から臨床まで一連で医学の進歩に貢献する事ができます。

医療分野を取り巻く目覚しい技術革新が医師偏在の問題を解決する為の新たな手段となります。住み慣れた地域で暮らしながら先進的な医療を受けられる――そんな生活を目指します。