【3年生】『認知症の人と家族の看護』の講義風景
2025.9.18
3年生は「認知症の人と家族の看護」について、VR体験や臨床現場で活躍されている先生方からもお話を伺い、学びを深めました。
VR体験では、学生が認知症の方の立場を疑似体験しました。体験前は「会話が難しそう」「受け入れに抵抗感がある」というイメージを持っていた学生が多かったのですが、体験後には「本人は不安でいっぱい」「やさしい声をかけられたら安心する」と変化し、理解が深まりました。

また、実際に現場で活躍されている先生方からの講義では、診断や治療の基本、認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)への対応、ご家族への支援などを学びました。
【疾病論:診断・治療】 川勝忍先生 (医師)

【認知症BPSD】 大橋珠紀先生 (認知症看護認定看護師)

〈どうしてBPSDが起こるのか〉〈BPSDの予防・対応〉等について講義をいただきました。学生からは、「BPSDの行動に着目するのではなく、なぜその行動をとるのかに着眼し考える大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。
【認知症家族の看護】 田辺晃子先生 (認知症看護認定看護師)

<認知症初期集中支援チーム>、〈オレンジカフェでの家族支援〉、〈若年性認知症〉について講義をいただきました。「認知症の方の家族は、辛いことだけでなく、小さな笑いや喜びも感じていることが分かった」等の感想が寄せられました。
今回の学びを通して、学生は認知症の方とそのご家族をより深く理解し、寄り添う姿勢を育むことができました。