教室紹介
ご挨拶

福島医科大学眼科学講座ホームページへようこそ。
福島医科大学眼科学講座は1944年(昭和19年)、福島県立女子医学専門学校の開校以来、福島県における患者様のひかりを守り続けて参りました。初代教授である清水光太先生(1944-1950)、二代目教授の梶浦睦雄先生(1951-1979)、三代目教授の加藤桂一郎先生(1979-2002)、四代目教授の飯田知弘先生(2003-2010)、五代目教授の石龍鉄樹先生(2010-2025)のもと、福島県における眼科診療と手術手技が脈々と受け継がれ、現在、高水準の診療と治療を提供しております。また県内外の医療機関から多くの症例をご紹介いただき、地域医療への貢献を果たしております。
福島県の面積は13,783.90平方キロメートルで、東京都の約6倍に相当し、北海道、岩手県に次いで全国第3位の広さを誇ります。県内を縦断する場合、高速道路を利用しても約2時間を要します。その広大な福島県において、本講座は中通り(福島市、伊達市、郡山市、白河市)、会津地域、浜通りの各地域に中核となる関連病院を有しており、一次から三次までの救急眼科医療を提供できる体制を整えています。この充実した医療体制により、患者様が安心して暮らせる地域医療の基盤を築いております。
大学病院においては、網膜硝子体疾患の診療を中心に、涙道・外眼部疾患、角結膜疾患、緑内障、ぶどう膜炎、視神経疾患、眼神経疾患、斜視弱視、小児眼疾患、眼腫瘍、外傷性眼疾患、ロービジョンケアまで幅広く対応しております。特に加齢黄斑変性の診断と治療には力を注ぎ、国内外の臨床試験や臨床研究、基礎研究を通じて疾患の病態理解と新しい治療法の開発に積極的に取り組んでいます。また、次世代を担う医療人材の育成を重要な使命と捉え、福島県をはじめ日本、さらには世界の医療に貢献できる人材育成にも積極的に取り組んでいます。
患者様および地域の皆様の視機能を、ひかりを守るため、診療・研究・教育に一丸となって全力を尽くして参ります。福島県の眼科医療を支えるとともに、日本の医療の発展、世界の医療への貢献を目指して精進して参ります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。