なぜ、総合診療医を目指したの?ROUTE MAP
- 目指した理由
- これまでのキャリア
- これからの未来
鎌田 一宏
会津医療センター 総合内科
奥会津在宅医療センター
医師経験年数:16年
目指した理由
大学時代までずっとサッカーをしてきたのですが、在学中、広い世界を自分の目で見たい、感じたいと思い立ち、アフリカやオセアニア、アジア、南米、中米を一人旅しました。
現地では、多くの人から学び、そして、旅の途中で出会った様々な人々に助けられました。こういった経験から、「最高の医療はできないかもしれないけれど、どんな分野でも責任と覚悟を持って対応できる医療従事者になりたい」と思うようになったのが総合診療医を目指したきっかけです。
これまでのキャリア
2010年北里大学医学部卒業。がん・感染症センター駒込病院にて研修後、水戸協同病院、National University Hospital(シンガポール)、Rwanda Military Hospital(ルワンダ)、筑波メディカルセンター、東京城東病院、厚生労働省、国立感染症研究所、イタリア国立感染症研究所 Lazzaro Spallanzani(ローマ)、新潟大学ミャンマー感染症研究拠点(Yankin Children Hospital)等、総合内科を軸に各国の感染症現場にも従事し現在に至る。感染症危機管理専門家。
これからの未来
「2年後や3年後、さらに5年後や10年後のキャリアを考えて行動するように」と言われることが多かったのですが、自分自身はもちろん、自分の周りも、この10年のKamata=自分の姿はきっと予想していなかったでしょう。
医師4年目の時、ルワンダで出会ったアメリカ人指導医から『本能に従うこと』をキャリア形成におけるポイントとして教えてもらいました。今後のことは分かりませんが、これからも教えに従い、“本能のままに”挑戦し続けたいと思っています。
會田 哲朗
福島県立医科大学総合内科 助手
福島県立医科大学大学院医学研究科 臨床疫学分野
医師経験年数:14年
目指した理由
私は臨床医学全般を学ぶことが学生時代から好きであり、進路に悩んでいました。医学部5年生の時に二人の総合診療医に出会い、地域に根ざし患者さんに信頼されている姿や、診療・教育に熱心に従事する姿に感化されて総合診療医を目指すようになりました。臓器横断的に診療することができ、診断に難渋されている方、複合疾患を持つ方、複雑性の高い問題を持つ患者様に向き合うことが魅力的だったこともこの分野を目指した理由の一つです。
これまでのキャリア
在学時、福島県ではまだ総合診療の馴染みが薄かったため「離島でも診療できるノウハウを身につけて持ち帰りたい」と思い、沖縄県立中部病院で4年間トレーニングしました。これは非常に良い学びとなり、また救急・病棟診療をバランス良く経験できました。その後は沖縄県立北部病院へ移動し、総合内科スタッフとして僻地医療の利点と限界を知りました。この経験は当科の専攻医プログラムへと還元できており、現在の福島医大総合内科の立ち上げに関わることにも繋がっています。
これからの未来
総合診療の臨床と教育に従事してきましたが、解決できない問題に出会うことも増え、臨床研究の必要性を感じていました。総合診療分野における臨床研究のアウトプットは、日本の総合診療医のプレゼンスを高めることにも繋がると考えています。こうした理由から、今年度より臨床疫学分野の大学院生となりました。今後は疫学研究や診断研究を中心に出版できればと考えています。臨床・研究・教育のバランスの取れた「Academic hospitalist」を目指し努力していく所存です。
遠藤 芽依
福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座 助手
医師経験年数:12年
目指した理由
幼い頃に、難民の生活を支援する医師の本を読み、将来は医師として困っている人の手助けをしたいという漠然とした憧れを抱いていました。その後たまたま地域・家庭医療学講座がある福島県立医科大学の医学生となり、家庭医の先生方の授業や実習を受けて、家庭医/総合診療医という職業を知りました。家庭医/総合診療医は、患者中心にケアをする温かい医師。地域で生活する人々のサポートが出来る存在であり、自分の理想の医師像だと思い目指すことに決めました。
これまでのキャリア
栃木県鹿沼市の上都賀総合病院で初期研修を終えた後、福島県立医科大学地域・家庭医療学講座に入局しました。家庭医療専門医の後期研修プログラムを履修後、地域家庭医療学講座の助手として、臨床の他、医学生・後期研修医の教育、家庭医療学分野の研究に携わっています。
これからの未来
医師としての最終的な目標は、地域で暮らす人々が最期に「いい人生だった」と思えるようにサポートしていくことです。今後も家庭医/総合診療医として、外来や在宅医療の臨床力を高めつつ、同じような思いを持つ医師の育成にも携わり続けたいです。
更に、地域で暮らす一人の住民として、コミュニティスペースでの活動や、子どもとの生活も楽しんでいきたいと思っています。