「集う」きっかけとなる作業

 先日の10月下旬、第12回モルック日本大会へ出場してきました。この大会は、福島県双葉郡楢葉町にあるJヴィレッジの全天候型練習場を会場として開催されました。

 今回の日本大会のテーマは「集え!復興の地へ」であり、全国各地より224チーム、約850名の「モルッカ―」たちが集結しました。

 Jヴィレッジは東日本大震災発災後、原発事故収束の対応拠点として重要な役割を担っていた場所ですが、今ではスポーツを介した交流・賑わいの場となりました。大会期間中、参加者の多くは試合のみならず、地域の食を味わい、周辺観光を楽しみ、それぞれが思い思いに福島の魅力を満喫していました。「その土地に触れる」こともこの大会の大きな価値の一つであったと感じます。

 また、多くの「モルッカ―」たちにとってモルックは、「やってみたい」「続けたい」という主体的な意欲に基づく、意味や価値のある「作業」として捉えることができると思います。このような作業は、競技そのものの楽しさに留まらず、日本各地へ足を運ぶきっかけにもなり、その地域文化の体験、他者との相互交流を創出することにつながります。こうした広がりは、作業が有している大きな魅力と可能性を示すものであると感じました。

 肝心の試合結果ですが、私たちのチームは予選で善戦したものの、惜しくも決勝トーナメント進出にはあと一歩届きませんでした。来るべき強豪たちとの再戦に向け、鍛錬を重ねたいと思います。

 

モルッカ―集結

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