手術部
Surgical Center, Operating Room
紹介
手術部は院内における手術および麻酔を要する検査が円滑に実施されるように運営や管理をする中央部門です。
中央にサプライホール、外周に12の手術室、さらに外周に広い廊下がある清潔ホール型です。手術室は、各室1台の手術台があり、第1、2手術室は主に開心術、第2,3手術室は主に緊急手術、第5手術室はバイオクリーンルームで主に整形外科の人工関節置換術や臓器移植術、第6手術室は主に眼科のマイクロ手術、第4,7,8,9,10手術室は一般の手術、第11手術室は脳神経外科のマイクロ手術、第12手術室は主に耳鼻咽喉科のマイクロ手術が行われますが、手術顕微鏡などを移動型とし、各手術室は全ての手術に対応できるようにしています。手術室とサプライホールは完全清潔区域であり、高い清潔度を維持しています。手術部スタッフは手術部長、副部長、師長ほか看護師、放射線技師、技能員などで構成されています。臨床工学技師は医療支援部から毎日派遣されています。麻酔科及び各科の担当医の協力のもとに安全管理には最善を尽くしています。
福島県立医科大学開学からしばらくの間、手術室は院内に分散し、外科系各科で運営管理されていましたが、1958年10月1日に中央化し「中央手術部」として発足しました。1959年3月2日からは5手術室7台で業務を開始し、1972年と1981年に増改築されました。1987年6月1日から杉妻町から光が丘へ移転し、「中央手術部」から「手術部」と命名を変更され、現在に至っています。
研究活動
手術部では、最近「患者さん家族への手術進行状況のリアルタイム掲示」、輸血移植免疫部と共同の「国産新鮮凍結血漿解凍器の開発」、「手術部の環境清浄化管理」、「消毒薬別による手術時手洗いの消毒効果」、「手術患者の確認と搬送方法に関するガイドラインについての意識調査」、「手術枠組みの見直しに関するアンケート調査」などのテーマを研究し、日本手術医学会などで報告してきた。
教育活動
医学部学生は、早期ポリクリニック(第1学年)の手術部見学が実施され、第5学年のプライマリー・コース、第6学年のアドバンス・コースの臨床実習が外科系各科の担当医により手術室で実施されています。看護学部学生は、手術部看護師により臨床実習が実施されています。
研修医に対して附属病院中央部門利用マニュアルの説明会は、手術部から副部長が担当している。さらに、手術部看護師新人教育にはスタッフ全員一同の協力を得て行っています。
詳細情報
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