附属実験動物研究施設
Laboratory Animal Center
教室紹介
医学部附属実験動物研究施設は、医学・生命科学研究にとって重要な研究手段である動物実験を行うための学内共同利用研究施設として1988年(昭和63年)3月に建設されました。実験動物研究施設ではさまざまな研究目的に応じた飼育水準を維持するために厳密な環境統御を行って各種の実験動物を飼育しております。さらに、定期的な微生物モニタリング検査によって飼育中の動物の感染防止と安全性の確認に努めております。その結果、高度でかつ安全性の高い動物実験の実施が可能となっております。先端的研究の一端として、遺伝子組換えマウスの飼育が急増し、取り扱う実験動物もますます多様化しており、研究支援部門としての役割が重視されております。
研究活動
研究施設独自の研究としては、1.実験動物における比較生物学・比較生理学的研究、特に、行動とそのリズム現象、心電図や血圧測定による循環生理、血液生化学、等についての種間比較や系統間比較、2.実験動物飼育技術の改良と開発、特に、ケージ構造や給餌、給水方法、試料採取方法、特殊な実験方法等のための科学的側面のみならず、動物福祉の面からの諸問題の解決、3.実験動物関係の各種情報の収集とデータベース化、等の課題について推進しています。
教育活動
第1学年の医学部学生に対して、生理学の一部で実験動物学の授業4時限分を担当し、動物実験の社会的意義、動物実験に関する法規、動物実験規程と倫理、実験動物学概論等について解説し、併せて、動物の生命現象のすばらしさについても強調しております。
実験動物研究施設の利用者には学部卒業後の大学院生や大学院研究生も多く、これら新進の研究者に対しても実験動物の倫理的取り扱い法をはじめ、適切な動物実験の遂行のための助言と指導を行っております。さらに、微生物統御によるヒトと動物間の相互感染(人獣共通感染症)の防止についても実際に即した指導を行っております。
詳細情報
令和4年度以降の情報は、動物実験委員会にて公開されています。
実験動物委員会
・動物実験に関する自己点検評価
令和3年度自己点検・評価報告書
令和2年度自己点検・評価報告書
令和元年度自己点検・評価報告書
・飼養状況
令和元年度~令和5年度の実験動物飼養数
・教育訓練の実施
令和5年度実施教育訓練一覧
令和4年度実施教育訓練一覧
令和3年度実施教育訓練一覧
令和2年度実施教育訓練一覧
令和元年度実施教育訓練一覧
令和6年10月29日 更新
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