救命救急センターとドクターヘリの運用開始
平成20年1月28日から、附属病院において救命救急センターの運用とドクターヘリの運航が開始されました。
当日は、佐藤雄平福島県知事をはじめ多数の来賓が出席し、開始式が行われました。
救命救急センターは、重症の心臓疾患、脳疾患、多発外傷、広範囲熱傷等の重症者を治療する三次救急医療施設として平成18年度から福島県が整備をはじめ、当院の4階東病棟に設置され、福島県内で4か所目、県北地方では初めて設置されました。
ドクターヘリは、消防機関・医療機関からの出動要請に基づき、救急医療に精通した医師及び看護師を現場に派遣することで、重症者により早い段階で適切な治療を施すことが可能となります。全国では、すでに1府1道10県の計13か所で運航されており、本県の運航は全国で14か所目、東北では初めての運航となります。
救命救急センターの運用とドクターヘリの運航開始は、重症者の救命率や社会復帰率の向上につながります。多くの患者さんが一日も早く回復できるよう努めます。
地域の皆様方には、救命救急センター及びドクターヘリの趣旨を御理解いただき、より有益な施設・設備の利用に御協力をお願いします。
○ 救命救急センターの概要
設置場所:附属病院4階東病棟
病床数:20床(ICU4床、CCU4床、HCU12床)
○ ドクターヘリの概要
機種名:ユーロコプターEC135(運航開始時)
乗員数:6名(操縦士1名、整備士1名、フライトドクター1名、
フライトナース1名、患者1〜2名)
全長: 12.16m
全幅: 10.20m
全高: 3.51m
巡航速度:220km
航続距離:550km
航続時間:2.5時間
搭載医療機器: ストレッチャー、バックボード、酸素ボンベ、モニター、
除細動器、吸引器、人工呼吸器、シリンジポンプ、AED、
ドクターズバッグ、その他の医療機器
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