福島災害医療セミナー in 弘前 2015

災害医療総合学習センターでは、弘前大学からの依頼を受け、通常、福島県内で実施している福島災害医療セミナーをもとに、福島県に関連する東日本大震災がもたらした震災直後から現在の問題に関する講義と、よろず健康相談を想定したリスクコミュニケーション演習をセミナーとして開催した。

実施日

平成27年10月10日(土)

場所

弘前大学医学部コミュニケーションセンター内

参加者

弘前大学大学院保健学研究科 4名
弘前大学医学部附属病井 1名
青森市民病院 1名
青森県立中央病院 2名
(株)千代田テクノル 1名

指導教員

3名
福島県立医科大学 災害医療総合学習センター

スケジュール

2015年10月10日(土)
WS 東日本大震災を考える 吉田浩二・熊谷敦史・
安井清孝
講義 福島の現状 熊谷敦史
講義 福島における放射線リスク(1)・(2) 熊谷敦史
演習 放射線健康相談演習 熊谷敦史・安井清孝・
吉田浩二
講義 リスクコミュニケーションと医療者の役割 熊谷敦史

セミナーの様子

《WS》 東日本大震災を考える

講師:吉田 浩二・熊谷 敦史・安井 清孝

福島災害医療セミナーで参加者がホワイトボードに付箋を貼りながら議論している様子。
福島災害医療セミナーでのグループディスカッションの様子。ホワイトボードを使って意見を共有する参加者たち。

感想等(抜粋)

思いのほか,震災について自分が忘れているというか,風化しているということに気づいて,反省した。一方で,できること(今)について,検討でき,次の講義への動機付けとなった。

《講義》 福島の震災

講師:熊谷 敦史

福島災害医療セミナーで講演する男性と、背景に表示された地図や情報。

感想等(抜粋)

震災に関して,どうしても福島原発に目が行きがちだが,周辺地域事故も多大な被害をこうむっていた中で避難住民のうけ入れにかかわっていることが認識できた。

《講義》 福島における放射線リスク(1)・(2)

講師:熊谷 敦史

福島災害医療セミナーで講演を行う講師と参加者たちが集まる会場の様子。

感想等(抜粋)

特に食品中の放射能レベルについて現状を知ることができた。キノコ,川魚への放射能が集積する機序も理解できた

《演習》 放射線健康相談演習

講師:安井 清孝・熊谷 敦史・吉田 浩二

福島災害医療セミナーで講演する講師と聴衆の様子、背景には絵画が飾られた会議室。
福島災害医療セミナーでのディスカッション風景、参加者が集まり意見を交わしている様子。

感想等(抜粋)

相談体験を通して,日頃いかに意識しないで,学生の対応をしていたのかと思い返すきっかけになったのと同時に,専門知識をかみくだく力も大切なこともわかった。

《講義》 リスクコミュニケーションにおける医療者の役割

講師:熊谷 敦史

福島災害医療セミナーで講義を行う講師と参加者たちが集まる会場の様子。

感想等(抜粋)

これまでのリスクコミの研修会では,放射線技師は傾聴が下手と言われており,講義を拝聴して打開方法を知ることができました。

《修了式》

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