産科婦人科学講座

Department of Obstetrics and Gynecology

 

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教室紹介

 藤森敬也教授をはじめ18名のスタッフで診療、研究、教育に取り組んでいます。当教室の特徴は、全教室員が産科学、婦人科学を学び、産科、婦人科の分け隔てなく診療を行っていることで、また産婦人科領域のあらゆる分野について幅広く診療を行っています。
周産期医療は総合周産期母子医療センターにおける母子管理に重点をおき、胎児超音波による出生前診断、胎児well-being の評価、早産防止、重症合併症妊婦の全身管理を主体に、関連機関と協力関係を保ちながら行っています。婦人科腫瘍治療は子宮頸癌、体癌、卵巣癌、絨毛性疾患の治療を中心に診療を行っています。婦人科腫瘍では多臓器と比較し化学療法の奏功率が良好であり、neo-adjuvant chemotherapy(NAC)の併用、タキサン系・白金錯化合物を中心とした卵巣癌術後化学療法、子宮頸癌に対するchemoradiation、動注療法などを行っています。また、良性腫瘍に対する内視鏡治療や更年期・骨粗鬆症の専門外来もあります。 
 

 

研究活動

 周産期グループ:慢性の胎児低酸素血症の動物実験モデルを作成し、胎内環境悪化の際に見られる胎児血流の再分配機序の解明に努めています。また早産機構解明のため子宮筋収縮のメカニズムを一酸化窒素(NO)やATPのレセプターであるP2 receptorの面から研究しています。
 不妊症グループ:ヒト射出精子の受精能の評価をヒト精子核蛋白の異種性、卵管上皮との相互作用の面から研究しています。また未成熟精子の受精能、受精のメカニズムを顕微授精のテクニックを用いて研究しています。
 腫瘍グループ:卵巣癌に癌性腹膜炎が多くみられ、治療上大きな問題となることから、卵巣癌が癌性腹膜炎にいたる機序をマウス癌性腹膜炎モデルにより分子生物学的、病理学的に研究しています。

 

教育活動

 医学部学生に対して通常の講義、臨床実習で産婦人科全般を網羅した講義を行っており、また、積極的に臨床に参加してもらっています。更に、与えられたテーマに対し発表を行い、疾患への理解を深めるばかりでなく、医学的な学問の仕方を教育できればと考えています。卒後教育としては臨床面では産科、婦人科どちらかに偏らないgeneralistを、研究面ではそれぞれの分野でのspecialistを養成することを基本的な方針として教育を行っています。社会的にはこれまで妊婦の健康管理、不妊症治療、更年期婦人の健康管理、性教育等我々の分野に関する講演依頼には積極的に応えています。 
 

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