形成外科学講座

Department of Plastic and Reconstructive Surgery

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教室紹介

 形成外科医局は平成10(1998)年10月、初代教授に上田和毅が就任し、新規開設いたしました。開設以来、組織と設備を充実させ、顕微鏡下手術(マイクロサージャリー)の技術を用いた組織移植による各種再建手術や神経縫合による顔面神経麻痺の治療、そして熱傷や難治性潰瘍といった創傷治療、先天性形態発育不全に対する集学的治療など、形成外科のあらゆる領域を網羅した、診療と研究両面における大いなる発展を遂げてきました。

 平成29(2017)年12月からは、二代目教授に小山明彦が就任し、従来の伝統に加えて、頭蓋顎顔面外科領域の拡充を目指しています。

 大学病院として、また福島県の形成外科医療の中心を担うべき存在として、高い専門性を最大限に発揮し、患者さんの「生活の質:QOL(Quality of Life)」のより一層の向上に貢献できるよう努力しています。

 

研究活動

主な研究テーマ
(1) 先天性形態発育異常に対する集学的治療
(2) 微小血管吻合を用いた組織移植
(3) 各種再建外科
(4) 顔面神経麻痺の外科的再建
(5) 創傷治癒機構の解析
(6) 形成外科一般

 手術成績の向上を目指しての新規手術手技の応用や術後評価等の臨床研究の他、マイクロサージャリー手術にかかわる組織の血行解析、組織レベルでの創傷治癒機構解析等多岐にわたる基礎研究を行っており、臨床診療において実りあるフィードバックをしています。

 

教育活動

(1) 一般および一般医家向けの教育

 教育講演や各種誌面により、実際の医療現場における形成外科の診療についての知識の普及を図っています。

(2) 学生教育

 講義を通じ、形成外科が取り扱う疾患・治療に関し基本的な概念を得ます。臨床実習では、手術シュミレーションや検査を実体験し、単純な講義に留まることない知識の習得に努めることを目標としています。

(3) 卒後教育

 外来および病棟業務等の診療は上級医師と共に行い、常に指導を受けられる態勢をとっています。また回診・カンファランスでの活発なディスカッション通じ、2年間の研修医の間に形成外科基本手技と形成外科的な考え方を体得します。またこの間に麻酔科と一般外科(または救急)で研修を行い(必修)、全身管理に対する知識を身につけます。卒後3年目より専門知識・技術の習得、学会への参加等を積極的に行い、卒後7年目に認定医の資格を取得します。またマイクロサージャリーを習得するための設備を有し、随時トレーニングに励める環境が整っています。

 

詳細情報

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