解剖・組織学講座

Department of Anatomy and Histology

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教室紹介

 私たちの講座では、主に細胞内の分解代謝に関わるリソソームシステムについての研究を行っています。

オルガネラ(細胞内小器官)の一つであるリソソームでは、外来性の異物や細胞内で不必要となった物質が分解され、言わば地域社会のゴミ処理場のような働きをします。そこには分解消化されるべき物質が集まると共に、分解の主体である酵素(リソソーム酵素)も運ばれなくてはなりません。特に分解されるべき物質(基質)の収集機構として「オートファジー」、そしてリソソーム酵素の通り道である「ゴルジ体とエンドソーム間のシャトル輸送機構」に注目しています。このような細胞内の物流システムは細胞活動の根幹を成します。ゴミ処理過程と同様それほど目立ちませんが、ひとたび機能が損なわれると大変なことになります。このような細胞活動のメカニズムとその重要性を、細胞・組織・個体レベル、そして様々な病態・疾患で明らかにすることを目指しています。

 医学部における教育は、組織学および肉眼解剖学の一部を担当しています。医学研究科修士課程・博士課程では、上記テーマに関連する研究を行う他、専門的な特殊技術として共焦点レーザー顕微鏡、ライブセルイメージング、電子顕微鏡などの形態学的解析法を修得することができます。

スタッフ

教授: 和栗 聡
准教授: 植村 武文
  講師: 田村 直輝
助教: 鈴木 倫毅 

羽田 浩士

  医療技師:    黒須 由美子

本田 睦子

  技能員: 菅野 勝行
         

 

2005年4月から解剖学第2講座より講座名を変更しました。