理事長挨拶

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理事長挨拶

ピンチをチャンスに
そして変化を進化に

公立大学法人福島県立医科大学理事長兼学長 竹之下 誠一
理事長兼学長 竹之下 誠一

2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災と、その後に続いた東京電力福島第一原子力発電所の事故は、地震に留まらず、津波、原子力災害をももたらし、これまでに人類が経験したことのない複合災害となって福島県に未曽有の被害をもたらしました。この事態を前に、私たち福島県立医科大学は、福島の復興を健康と医療の面から支えることをいち早く宣言し、行動を起こしました。

私たちの取組みには、震災後、新たに始まったものもありますが、震災前からの取組みを発展、強化させたもの、震災前に10年後の本学のあるべき姿を描いていたからこそ、すぐに着手できた取組みもありました。いずれにしても、過去から学べることは学び、倣うことのできる前例がないことは試行錯誤を繰り返し、片時も休むことなく「走りながら考える」10年間を本学は過ごしてきました。その10年間には、ご批判やお叱りを受けることもあり、その都度、私たちは悩み、苦悶し、自問自答し、将来の良い前例となるべく行動しようと努めてきました。

そして、教職員が一丸となり、総力を挙げてこの使命の完遂に当たるため、教職員にはレジリエンス、すなわち困難な状況には、しなやかに適応して未来を切り開く力を養うこと。さらにその力を持ち寄り、課題対応力をアップするためにアライアンス、すなわち、既存の部署や職域を越えた連携を呼び掛けてきたのです。

この度、その取組みを一覧できる本サイトを震災から10年を機に開設します。そしてこれからの本学は、いよいよ事態への対応ばかりでなく、この取組みを礎に新しい世界標準モデルを提案していく段階に入ったと考えています。震災から10年を経て、変化を進化へと変えていく新しいステージに向かって本学は進んでいきます。

なお、本サイトの開設にあたってはベインキャピタル様、公益財団法人日本国際交流センター様から本学に寄せられた奨学寄附金を充てさせていただきました。多大なるご支援に対し、この場を借りて深く御礼申し上げます。