県民の健康維持、増進のために

02放射線医学県民健康管理センター・
福島県「県民健康調査」

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放射線医学県民健康管理センターは、県内唯一の医科大学である本学が、福島県からの委託に基づき、「県民健康調査」を実施するための組織として2011(平成23)年9月に設置されました。

「県民健康調査」の目的は、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故(以下「原発事故」という)による放射性物質の拡散や避難等を踏まえ、県民の皆様のこころとからだの健康状態を長期にわたり把握し、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、将来にわたる県民の健康維持、増進を図ることです。

原発事故後、子どもの甲状腺の状態や、避難に伴う生活習慣の変化やストレスなど、県民の心身への影響が心配される中、この調査を通して県民の健康に関する変化を的確に捉え、一人ひとりの想いに寄り添ったケアや健康増進に反映することに努めています。

「県民健康調査」は、空間線量が最も高かった時期における放射線による外部被ばく線量を推計する「基本調査」と、詳細調査と位置づけている4調査(震災当時、概ね18歳以下の県民を対象とした「甲状腺検査」、避難区域等に住民登録があった方を対象とした「健康診査」、「こころの健康度・生活習慣に関する調査」、出産状況や妊娠経過中の健康状態などを調査する「妊産婦に関する調査」)の計5調査を実施しています。

「県民健康調査」から得られた結果については、疫学的な解析を行い、学術的成果としての公表や国際シンポジウム等の開催により国内外への情報発信に努めています。また、県民に向けた放射線の健康影響に関する理解促進のための情報提供や啓発活動を行うため、避難指示区域等13市町村連絡会や健康セミナーを開催するとともに、県民健康調査の結果や知見を解説したパンフレットや甲状腺検査のメリット・デメリットを説明するWeb動画の作成などの広報活動を展開しています。

さらに、2021(令和3)年2月には、調査の開始から約10年間の県民健康調査の結果や調査結果に基づく研究の成果等をまとめた報告書を作成しました。

今後も、各分野における国内外の大学や研究・行政機関をはじめ、国際機関や学術団体の協力と支援をいただきながら、継続的な調査・健診を実施し、県民の皆様の健康増進に貢献してまいります。

甲状腺検査の様子
甲状腺検査の様子
調査の種類
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