* 〔特集〕 若手教員が災害医療の現場で頑張っています!(2011.04.20)

医学部教員 からのメッセージ


坂本 信雄
【循環器・血液内科学講座 助教】

このたびの東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げると共に、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
震災後、病院や避難所などで多くの被災者の方々とお話する機会がありますが、その中でも特に、放射能におびえる家族をそっと抱きしめ、また、家が流されて落ち込んでいる別の家族をしわだらけの手でさすって一緒に涙を流す、お年寄りたちの姿に強い感銘を受けました。まさに医の原点である“手当て”の大切さを、人生の先輩達から教えられている気がしています。
また外来でも持病を抱えて辛いはずの私の患者さんから、「先生、大変でしょう。ご苦労様」と、逆に私の方が気遣われ、思わず涙ぐんでしまうことも多くあります。
そんな多くの人生の師匠達に感謝しながら、医師として一人でも多く被災された皆さんの健康を守ることができるよう、今後も精一杯努力したいと強く思います。

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