国産手術支援ロボット「hinotori」が本格稼働
~県内初となる消化器外科で導入 高度医療・人材育成・地域連携を推進~
福島県立医科大学附属病院は、福島県内で初めて国産手術支援ロボット「hinotori™ サージカルロボットシステム」を消化器外科領域で本格運用しました。これにより、「da Vinci」3台と合わせた計4台のロボット支援手術体制となり、県内最大規模の設備を活用した高度医療の提供を開始しました。
患者さんにとっては、病状や手術内容に応じて機器を選択できる環境が整い、より適切なロボット支援手術を受けられるようになります。「hinotori」は高精細な3D画像と多関節アームにより、狭い術野でも精密な操作を可能とする手術支援ロボットであり、身体への負担軽減が期待される低侵襲治療の充実につながります。
県民の皆様にとっては、高度ながん医療を県内で受けられる体制のさらなる充実につながります。当院では、最新機器の導入そのものを目的とするのではなく、県内で安心して質の高い医療を受けられる環境づくりを目指し、患者さん一人ひとりに適した治療を提供してまいります。
また、本システムは、消化管外科とシスメックス社との共同研究の一環として設置・運用しています。共同研究では、安全なロボット支援手術の実践に加え、将来的な遠隔での助言・教育や地域医療機関への技術支援など、新たな医療提供体制の可能性についても検証を進めています。大学病院が有する専門的な知識と技術を県内へ還元し、福島県全体の医療水準の向上に貢献することを目指しています。
さらに、「hinotori」は次世代の外科医育成にも重要な役割を担います。ロボット支援手術は、医師だけでなく看護師、麻酔科医、臨床工学技士など多職種が連携して安全に実施するチーム医療です。当院では十分な教育・訓練のもとで若手医師が高度な手術技術を習得できる環境を整え、地域医療を支える外科医の育成と県内医療機関への教育・技術支援を推進してまいります。
福島県立医科大学附属病院は、患者さんに寄り添う高度医療の提供、人材育成、地域医療との連携を通じて、福島県の外科医療のさらなる発展に貢献してまいります。
※「hinotori™ サージカルロボットシステム」は、消化管外科とシスメックス社との共同研究の一環として設置・運用しています。