2024/04/11 更新

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タケバヤシ ヨシタケ
竹林 由武
TAKEBAYASHI Yoshitake
所属
医学部(生命科学・社会医学系) 健康リスクコミュニケーション学講座 講師
職名
講師

学位

  • 学術 ( 2016年3月   広島大学 )

研究キーワード

  • 臨床心理学、精神医学、認知行動療法、心理測定学

  • 認知行動療法

  • 臨床心理学

  • 精神医学

  • 心理測定学

研究分野

  • 人文・社会 / 臨床心理学

  • ライフサイエンス / 栄養学、健康科学

学歴

  • 広島大学   総合科学研究科   総合科学専攻

    - 2014年3月

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    国名: 日本国

  • 北海道医療大学   心理科学   臨床心理学

    - 2010年3月

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    国名: 日本国

  • 立命館大学   人文学部   心理学科心理学専攻

    - 2008年3月

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    国名: 日本国

経歴

  • 福島県立医科大学   医学部(生命科学・社会医学系) 健康リスクコミュニケーション学講座   講師

    2022年4月 - 現在

  • 福島県立医科大学   医学部(生命科学・社会医学系) 健康リスクコミュニケーション学講座   助教

    2016年9月 - 2022年3月

  • 情報・システム研究機構 統計数理研究所

    2014年9月 - 2016年8月

  • 日本学術振興会特別研究員 (PD)

    2014年4月 - 2014年8月

  • 日本学術振興会特別研究員 (DC2)

    2013年4月 - 2014年3月

所属学協会

  • 日本心理学会

    2012年4月 - 現在

  • 日本認知・行動療法学会

    2008年6月 - 現在

委員歴

  • 日本認知療法・認知行動療法学会   編集委員  

    2015年11月 - 現在   

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    団体区分:学協会

取得資格

  • 公認心理師   2019

  • 臨床心理士   2011年04月01日

論文

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書籍等出版物

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研究発表等(講演・口頭発表等)

  • 強迫性障害に対する認知行動療法と家族介入併用プログラムの実施可能性と有効性の検討

    第19回日本認知療法, 認知行動療法学会大会  

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    開催年月日: 2019年

  • 時系列データのGranger因果

    日本社会心理学会春の方法論セミナー  

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    開催年月日: 2019年

  • しなやかな因子分析モデル:非正規データを扱うTips(仮)

    日本パーソナリティ心理学会28回大会講習会  

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    開催年月日: 2019年

  • 実践に活きる患者報告式アウトカム尺度の選び方・作り方

    日本認知・行動療法学会第45回大会ワークショップWS08  

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    開催年月日: 2019年

  • 介入研究におけるポイントおよび近年の動向

    日本自律訓練学会第42回大会自律訓練学会認定ワークショップ  

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    開催年月日: 2019年

  • Structural topic modeling of risk communication research.

    The 3rd International Symposium of the network-type Joint Usage/Research Center for Radio Disaster Medical Science  

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    開催年月日: 2019年

  • The Buffering Effect of Beliefs in Group Interdependence on Intergroup Conflict in the Aftermath of the Fukushima Disaster

    The 20th annual meeting for Society for Personality and Social Psychology  

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    開催年月日: 2019年

  • カンボジアの農村地域の教員を対象とした健康教育のスキル向上を目指したワークショップ

    日本国際保健医療学会第34回東日本地方会  

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    開催年月日: 2019年

  • 不安症に対する曝露療法の研究動向―トピックモデリングによる検討―

    第11回日本不安症学会学術大会  

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    開催年月日: 2019年

  • Feasibility study of unified protocol of transdiagnostic group treatment for emotional disorders among Japanese population with depressive and anxiety disorders

    9th World Congress of Behavioral and Cognitive Therapy  

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    開催年月日: 2019年

  • 福島県における震災関連自殺-予防の手掛かりを求めて

    第115回日本精神神経学会学術総会  

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    開催年月日: 2019年

  • 実践からエビデンスを構築する:臨床疫学研究の動向

    日本自律訓練学会第41回大会パネルディスカッション・レクチャー  

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    開催年月日: 2018年

  • 認知行動療法のエビデンス: 臨床に役立つ無作為化比較試験の読み方

    日本認知・行動療法学会第44回大会ワークショップWS18  

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    開催年月日: 2018年

  • 単一事例研究法と統計的推測:ベイズ流アプローチを架け橋として

    日本認知・行動療法学会第44回大会教育講演5  

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    開催年月日: 2018年

  • Improving risk communication skills for public health nurses after the Fukushima disaster.

    The 21st East Asian Forum of Nursing Scholars & 11th International Nursing Conference  

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    開催年月日: 2018年

  • 福島県内の災害・復興公営住宅におけるコミュニティ形成のネットワーク分析

    第31回日本リスク研究学会年次大会  

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    開催年月日: 2018年

  • 東日本大震災後の避難先の違いが5年後の精神健康度に与える影響:福島県県民健康調査

    第77回日本公衆衛生学会総会  

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    開催年月日: 2018年

  • 指定討論

    日本心理学会第82回大会公募シンポジウムSS049「心理調査, 測定データ分析に役立つベイズ的アプローチ」  

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    開催年月日: 2018年

  • 福島第一原発事故後の食品選択の経年変化: 南相馬市小学生の親を対象としたコホート研究

    第77回日本公衆衛生学会  

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    開催年月日: 2018年

  • 必要とされる健康情報の類型に基づく放射線のリスク認知と主観的ウェルビーイングの関連

    第31回リスク研究学会年次大会  

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    開催年月日: 2018年

  • 災害関連健康リスクにおける協働知の構築

    リスクコミュニケーションのモデル形成事業 3 大学合同シンポジウム  

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    開催年月日: 2018年

  • 地域医療におけるリスクコミュニケーション: 災害関連健康リスクにおける協働知の構築

    第31回日本リスク研究学会シンポジウム  

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    開催年月日: 2018年

  • 原発事故被災地域のウェルビーイングと放射線不安

    日本心理学会第82回大会公募シンポジウムSS079「社会問題に挑む心理学:東日本大震災を題材に」  

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    開催年月日: 2018年

  • 福島県における震災関連自殺-予防の手掛かりを求めて(その2)

    第9回東北精神保健福祉学会山形大会  

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    開催年月日: 2018年

  • 統一プロトコルによる集団認知行動療法の有効性と実施可能性の検討

    第17回日本認知療法学会  

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    開催年月日: 2017年

  • Risk perception and anxiety regarding radiation after the 2011 Fukushima Nuclear Power Station Accident: A systematic review.

    The 1st International Symposium of the network-type Joint Usage/Research Center for Radio Disaster Medical Science  

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    開催年月日: 2017年

  • 複雑性悲嘆の診断基準: 近年の動向と疾病構造

    日本トラウマティックストレス学会第16回大会  

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    開催年月日: 2017年

  • ウェルビーイング療法

    日本心理学会第81回大会公募シンポジウムSS079 「ウェルビーイングの科学と実践:臨床ボジティブ心理学の展開(1)」  

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    開催年月日: 2017年

  • ESMのデータ解析

    日本心理学会第81回大会公募シンポジウムSS008 「明日からできる経験サンプリング法 -効率的なデータ収集と洗練した解析で移ろう心を描き出す-」  

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    開催年月日: 2017年

  • 1事例研究における介入の有効性評価: 階層モデルを用いた効果量の推定

    日本認知, 行動療法学会第43回大会自主企画シンポジウム 臨床実践と研究に活かすベイズ統計学  

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    開催年月日: 2017年

  • マインドフルネス尺度のポテンシャルを高める統計手法

    日本マインドフルネス学会第4回大会シンポジウム2 「マインドフルネスの測定尺度」  

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    開催年月日: 2017年

  • 自殺の総合的対策に向けたリスクアセスメント

    第29回日本リスク研究学会年次大会 企画セッション「身近で見過ごされてきたリスク」  

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    開催年月日: 2016年

  • P3-13 感情表出の抑制傾向が認知行動療法による不安症状の改善に及ぼす影響 : 単群パイロット試験データを用いた治療反応性の予備的検討(一般演題)

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集  

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    開催年月日: 2015年

  • 感情調整に対するアプローチ : 診断をこえて(自主企画シンポジウム7)

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集  

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    開催年月日: 2015年

  • 失敗しない研究計画入門 : エビデンスの「質」を評価するための国際基準の理解(自主企画シンポジウム4,認知行動療法のポテンシャル)

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集  

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    開催年月日: 2014年11月

  • P2-19 自閉症スペクトラム理解度チェックリストの開発(一般演題(ポスター),現在から未来へ 我が国における認知行動療法の展開)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2011年11月

  • P2-72 注意機能の多次元構造とマインドフルネスとの関連(一般演題(ポスター),現在から未来へ 我が国における認知行動療法の展開)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2011年11月

  • P2-60 ネガティブな注意バイアスの変容のトレーニングが抑うつ症状に及ぼす影響(一般演題(ポスター発表),切れる最新の理論と途切れない地道な実践)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2010年12月

  • P2-65 ストレッサーの経験が不確実さ不耐性と特性不安を介して過剰な心配と抑うつ症状に及ぼす影響(一般演題(ポスター発表),切れる最新の理論と途切れない地道な実践)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2010年12月

  • P2-61 Attention Trainingが抑うつ気分とメタ認知的気づきに与える影響の検討 : 抑うつ傾向者を対象としたアナログ研究(一般演題(ポスター発表),切れる最新の理論と途切れない地道な実践)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2010年12月

  • P2-85 Body Vigilance Scale日本語版開発の試み(一般演題(ポスター発表),認知行動療法を全国民に提供するために、総力の結集を!)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2009年10月

  • P4-5 脅威刺激の思考抑制が注意バイアスに与える影響 : 自動的処理過程と意識的処理過程における検討(一般演題(ポスター),サイコセラピーの融合とより良き社会的貢献を目指して)

    日本行動療法学会大会発表論文集  

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    開催年月日: 2008年11月

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受賞

  • 優秀発表賞ポスター部門

    受賞年月:2018年11月  

  • 最優秀口演賞

    受賞年月:2018年10月  

  • 最優秀ポスター賞

    受賞年月:2018年10月  

  • 第113回日本精神神経学会学術総会優秀発表賞

    受賞年月:2017年6月  

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    受賞国:日本国

  • 第9回不安症学会学術大会 若手優秀演題賞

    受賞年月:2016年3月  

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    受賞国:日本国

共同研究・競争的資金等の研究

  • 予防・健康づくり領域でのPRO/健康関連QOL指標のエビデンス整理と開発: ヘルスケアで用いるうつ、不安と月経前症候群のPRO指標のエビデンスの整理と開発

    2023年4月 - 2026年3月

    竹林由武、佐藤秀樹

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    担当区分:研究分担者 

  • 遷延性悲嘆症の心理療法の有効性の検証および病態解明に関する研究

    研究課題/領域番号:23H01045  2023年4月 - 2024年3月

    基盤研究(B)

    中島 聡美, 竹林 由武, 伊藤 正哉, 小西 聖子, 吉池 卓也, 利重 裕子

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    配分額:18850000円 ( 直接経費:14500000円 、 間接経費:4350000円 )

  • 感情障害への診断を越えた認知行動療法の社会実装加速と治療機序解明

    研究課題/領域番号:23H00080  2023年4月 - 2024年3月

    基盤研究(A)

    伊藤 正哉, 島津 太一, 竹林 由武, 宮前 光宏, 横谷 謙次, 西村 拓一

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    配分額:46800000円 ( 直接経費:36000000円 、 間接経費:10800000円 )

  • 総括班:デジタル‐人間融合による精神の超高精細ケア

    研究課題/領域番号:21H05064  2021年8月 - 2024年3月

    学術変革領域研究(B)

    伊藤 正哉, 竹林 由武, 樫原 潤, 西村 拓一, 中島 俊

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    配分額:27300000円 ( 直接経費:21000000円 、 間接経費:6300000円 )

    前年度に引き続き、各計画研究が円滑に進むよう、各領域からのヒアリングをもとにして、領域研究全体の基盤整備を行ってきた。各研究で活用されるデータ整備としては、うつ病や不安症への認知行動療法の統一プロトコルの利活用についての書面及び口頭同意を進めた。128の対象ケースについて電話にてコンタクトをとり、書面同意や口頭同意、あるいは不同意の意思に関しての確認を進めた。また、各計画研究の進行に応じて、倫理審査の変更申請を適宜行った。各計画研究で活用できるよう、音声データについては114ケースの症状評価の面接録音、自然言語データとして76ケースのUP第5章に相当する部分の逐語を整備した。これらについて、それぞれ必要なアノテーションを行った。加えて、UPのなかで取り組まれる用紙に書かれた手書き文字についての自然言語データの書き起こしを1583枚について進めた。計画研究同士の交流を促進するため、ビジネスコラボレーションツールを活用し、リアルタイムでの情報交換を継続してきた(ユーザー47名)。各計画研究内での会議は毎月実施し、計画研究をまたがった合同班会議を年に三度実施した。ビジネスコラボレーションツールや、本領域に関係する勉強会や研究会などは一部、外部にも開放し、本領域の進行プロセスをリアルタイムで共有してきた。加えて、成果発信(e.g., 英語版ウェブサイト、ポスター、広報紙、SNS、学会発表、メディア取材)も積極的に行ってきた。国際ネットワーク形成の一環として、ボストン大学のTodd Farchione博士、UCLAのMichelle G. Craske博士、コペンハーゲン大学のSidse Arnfred博士を招へいし、特別企画を行った。さらに、国内の先端機関への訪問や意見交換を積極的に行った(例:東京大学生産技術研究所)。

  • 自然言語に対する人工知能技術適用による心理療法支援システムの開発

    研究課題/領域番号:21H05066  2021年8月 - 2024年3月

    学術変革領域研究(B)

    竹林 由武, 中島 俊, 重藤 優太郎, 青木 俊太郎, 横谷 謙次, 二瓶 正登

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    配分額:27300000円 ( 直接経費:21000000円 、 間接経費:6300000円 )

    本研究は、臨床試験等によって系統的に集積された高品質の心理療法等のコミュニケーション場面の言語データを対象として、最先端の自然言語解析を用いて、心理療法における対話パターンやホームワークへの記入パターンから臨床的な転帰と関連する言語的な特徴量を抽出する。具体的には、国内の心理療法の臨床試験データで収集された心理療法セッションの録音データから作成される逐語録やホームワークに記入された文字記録に対して種々の自然言語処理および深層学習を適用し、1)発話の定量的なスコアリング、2)患者や治療者の発話クラスタリング、3)治療プロトコル逸脱の自動判定等を行う ことのできるアルゴリズムを開発し、種々の臨床的な転帰等との関連を検証する。
    初年度は研究体制および研究実施環境の整備を進めた。具体的には、本研究の遂行に不可欠な自然言語処理および深層学習のエキスパートである医療物理の研究者との連携を図り、解析に必要なPC環境の整備と解析に必要なデータ作成を進めた。平行して、サンプルデータを用いて深層学習を適用と新規の提案モデルの予備的な検証を行った。併せて、予測モデルによる予測結果の解釈や理論的考察のために、心理療法場面におけるテキスト分析に関する方法論的、理論的レビューを進めた。

  • 複数のICTを用いた遠隔医療コミュニケーション・トレーニングプログラムの開発

    研究課題/領域番号:21K19686  2021年7月 - 2024年3月

    挑戦的研究(萌芽)

    中島 俊, 藤森 麻衣子, 竹林 由武, 青木 俊太郎, 大井 瞳

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    配分額:6240000円 ( 直接経費:4800000円 、 間接経費:1440000円 )

    本研究は,コロナ禍において医療コミュニケーションに関するトレーニングを多くの方に届けるために、Information and Communication Technology(ICT)を活用し、遠隔でのトレーニング法の開発を行うことを目的としたものである。
    この目的の達成のため,研究1では、既存の対面での医療コミュニケーション・トレーニングプログラムを遠隔提供用に最適化したプログラムとしてブラシュアップを行い、オンデマンド配信システムを用いた介入プログラムの作成を行った。介入プログラムは医療コミュニケーションの専門家、遠隔心理支援の専門家、医療コミュニケーショントレーニングの専門家らが意見交換を行い、作成した。オンデマンド配信システムを活用した医療コミュニケーション研修は受講者が居住地や受講時間帯が制限されずに受講できるというユーザーフレンドリーさを持つ一方、講師との双方向性のコミュニケーションは難しい。この問題の解決のために、受講者と講師の双方向性のチャットコミュニケーションが可能となる電子掲示板システムによる講師による受講者の学習支援システムの構築も行った。電子掲示板システムを用いたチャットベースでの関わりはマンパワーの問題から提供に限度があるが、オンデマンド配信システムを組み合わせることで双方の欠点を補完することが可能となった。
    作成したオンデマンド配信システムと電子掲示板システムの2つのICTを組み合わせたウェビナープログラムの有効性を検証するために、2年間のウェブナープログラムの受講者を対象に観察研究を実施した。現在はこれらのデータの整理を実施している。

  • 不眠症に対する遠隔心理療法の有効性と社会実装、AIを用いた作用機序及び病態の解明

    研究課題/領域番号:21H00956  2021年4月 - 2024年3月

    基盤研究(B)

    中島 俊, 竹林 由武, 大井 瞳, 伊藤 正哉, 宋 龍平, 重松 潤, 坂田 昌嗣, 元村 祐貴, 中村 菜々子, 實吉 綾子, 村中 誠司

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    配分額:17680000円 ( 直接経費:13600000円 、 間接経費:4080000円 )

    本研究は、不眠症患者に対するテレビ会議システムを活用した遠隔心理療法(認知行動療法)の有効性を検証するとともに、その作用機序及びわが国での心理療法の社会実装に資するデータを取得することを目的としたものである。この目的の達成のために、研究の第一段階として、不眠症患者を対象とした遠隔心理療法のプログラム開発とその有効性、安全性及びセンシング機器によって得られたマルチモーダル情報を活用した遠隔心理療法の作用機序を探索的に検証する臨床試験を実施する。
    臨床試験を行うにあたり、昨年度までにテレビ会議システムとビデオ映像、紙媒体の介入マテリアルを組み合わせた介入プログラムの作成、データ管理システムの構築を行い、所属機関の倫理委員会に研究倫理申請を行った。また取得した要配慮個人情報の授受について頑健性が担保されたデータ授受システムの構築を行った。
    本年度は社会実装を見据え、作成した介入プログラムや連携体制が医療機関において実施可能かヒアリングを行ったのち、それらの意見を反映させ、二つの臨床試験(CBTec study, Recipe study)を開始した。CBTec studyにおいては本年度内に目標症例数の研究組み入れを達成した。両試験とも研究対象者の研究組み入れと並行し、主要解析および二次解析に向けたデータ整理、すでにデータが得られたものについて学会発表や論文執筆等を行った。さらに、不眠症患者に対する心理療法を実施するセラピストの養成のためにオンデマンド研修およびライブ研修を実施した。

  • 幸福余命の算出と環境及び災害関連健康リスク評価への適用

    研究課題/領域番号:20H04354  2020年4月 - 2023年3月

    基盤研究(B)

    村上 道夫, 竹林 由武, 野村 周平, 坪倉 正治, 小野 恭子

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    配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

    本研究では、「幸福余命(幸福な気分で過ごす生涯の長さ)」と「損失幸福余命(失われる幸福余命の長さ)」の指標をリスク評価に適用する。男女別に幸福余命を算出し、損失幸福余命の指標を様々な環境及び災害関連健康リスク評価に用いる。本研究は、5つのサブテーマ(1. 男女別幸福余命の算出、2. 放射線及び環境関連健康リスク、3. 災害による疾病などの有病率と罹患率の算定、4. 各疾病などによる幸福度低下の評価、5. 環境及び災害関連健康リスク要因による損失幸福余命の算出)に分けて研究を実施している。
    2020年度には、福島災害後の周辺自治体における生活習慣病の増加等の調査のまとめや水道水等のモニタリングデータの収集を進めるとともに、災害後における地域密着型科学のあり方や幸福余命指標の適用の意義などについて整理してきた。
    具体的には、2010年と2017年の特定健康診断に参加した南相馬市民の生活習慣病リスクを、避難シナリオ別に評価したところ、避難シナリオにかかわらず、2010年から2017年にかけて、糖尿病は増加傾向、高血圧は減少傾向、高脂血症には顕著な変化がないことが明らかとなった。このように、環境関連のデータに加えて、災害関連健康リスク評価に活用するデータの準備が整った。また、災害後において、科学への住民の信頼を維持する上で、地域密着型科学の深化が求められ、どのような研究を行うべきかなどの価値観を、科学者、行政、被災者が一体となって議論したり、それらの研究の成果について被災者を含む社会の人々と共有したりすることが重要であると整理した。とりわけ、地域に密着したコミュニケーターと住民との対話において幸福の向上は主要な目標として設定されていることから、幸福余命の概念を用いたリスク評価の重要性が確認された。
    このように、幸福余命の概念を用いたリスク評価に向けた準備を着実に進めることができた。

  • 遷延性悲嘆障害の多層的治療技法の開発と効果検証および生物学的基盤の解明

    研究課題/領域番号:20H01774  2020年4月 - 2023年3月

    基盤研究(B)

    中島 聡美, 白井 明美, 竹林 由武, 伊藤 正哉, 須賀 楓介, 小西 聖子, 吉池 卓也

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    配分額:17550000円 ( 直接経費:13500000円 、 間接経費:4050000円 )

    遷延性悲嘆障害(prolonged grief disorder, PGD)は、強い悲嘆が長期に持続する精神障害である。欧米では認知行動療法の有効性が報告されているが、日本ではPGDに対する治療の研究は極めて乏しい。PGDの生物学的研究は遅れており、診断や評価尺度のあいまいさにつながり、治療研究の評価を難しくしている。この現状を踏まえ、PGD遺族が利用しやすい多層的な治療法の開発とバイオマーカーの同定を目的としてR2年度では、以下の4つの研究を実施した。
    研究1「日本版複雑性悲嘆治療(J-CGT)の有効性・安全性に関する多施設共同研究」:重要な他者との死別を経験した成人のPGD患者(20例)を対象に、対照群をおかない単群の前後比較試験でJ-CGT効果を以下の4機関で(武蔵野大学、国立精神・神経医療研究センター、国際医療福祉大学、兵庫県こころのケアセンター)実施した。R2年度では14例が登録し、6例の治療が終了した。現段階では、重篤な有害事象は発生していない。
    研究2「PGDを有する遺族に対する集団認知行動療法(ENERGY)の有効性に関するRCT」:武蔵野大学心理臨床センターで実施の準備のための予備施行を実施し4例が終了した。重篤な有害事象は発生しておらず安全に実施できることが確認されたが、新型コロナウイルス感染症のため、登録を中断している。
    研究3「PGDのウェブの開発と有効性に関する研究」: 「がん遺族の複雑性悲嘆に対するウェブベース心理教育プログラム」のウェブサイトの作成を行った。心理教育の内容にナレーション機能を付加した。
    研究4「PGDの生物学的基盤の解明に関する研究」: PGD遺族(PGD群,約50名)とPGD症状を有さない遺族(非PGD群,約25名)を対象として、PGDに特有な生物学的基盤の解明を目的とするものである。令和2年度は実験プログラムの開発を行った。

  • 小規模な臨床試験に適用可能な患者報告式アウトカムの反応シフトの検出手法の開発

    2019年4月 - 2025年3月

    竹林由武

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    担当区分:研究代表者 

  • 総合的自殺対策に資する公的ミクロデータの統合的探索的政策形成支援モデルの開発

    2017年4月 - 2020年3月

    久保田 貴文、竹林 由武, 岡 檀, 岡本 基

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    担当区分:研究分担者 

  • 幸福余命指標を用いた帰還と被ばくのトレードオフ評価

    2017年4月 - 2020年3月

    村上 道夫

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    資金種別:競争的資金

  • 日本版複雑性悲嘆療法(J-CGT)の開発とその有効性に関する研究

    2017年4月 - 2020年3月

    中島 聡美

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    資金種別:競争的資金

  • 強迫症に対する予後改善パッケージプログラムの開発と効果検証

    2017年3月 - 2020年3月

    小林 由季

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    資金種別:競争的資金

  • Light UP:うつと不安に対する診断横断的低強度認知行動療法の開発

    2016年4月 - 2019年3月

    伊藤 正哉

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    資金種別:競争的資金

  • ウェルビーイング療法による生活機能回復: 残遺症状を呈する感情障害患者への臨床試験

    2016年4月 - 2019年3月

    竹林 由武

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • 強迫性障害への家族を含めた曝露反応妨害法の有効性の検討:ランダム化比較試験

    研究課題/領域番号:15K17320  2015年4月 - 2019年3月

    若手研究(B)

    蟹江 絢子, 小林 由季, 竹林 由武, 中山 孝子, 紺谷 恵子, 新明 一星, 山口 慶子, 中山 千秋, 溝川 英里子, 平子 雪乃, 平林 直次, 堀越 勝, 中川 敦夫

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    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    強迫症患者18名とその家族18名を対象に、曝露反応妨害法を中心とした認知行動療法と家族介入を併用したプログラムを、通常治療群とプログラム実施群に無作為に割り付けて実施し、その安全性と有効性を検証した。強迫症患者は全12回から16回の認知行動療法を受け、このうち8回は家族プログラムを併用した。プログラム実施群のほうが通常治療群に比べてプログラム実施後の強迫症状やうつ症状に改善が見られ、家族のうつ症状も改善を示した。さらに、患者家族が強迫症状に巻き込まれる頻度も減少した。プログラム実施中の脱落症例は2例で、重篤な副作用や有害事象は報告されなかったことから、本プログラムの安全性と有効性が示唆された。

  • ウェルビーイングの向上を目的とする全般性不安障害の予防プログラムの開発

    2013年4月 - 2014年8月

    竹林由武

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社会貢献活動

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(支援者対象)

    2024年2月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(市役所職員対象)

    2023年12月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(市民向け)

    2023年11月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(医療者向け)

    2023年8月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(市民対象)

    2023年1月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(社会福祉協議会職員、介護支援専門員対象)

    2022年10月

  • 自殺予防ゲートキーパー研修(民生委員対象)

    2022年3月

  • 自殺防止等対策事業ゲートキーパー研修会「コロナ禍のメンタルヘルスケア〜遠隔心理支援〜」

    2022年2月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(市役所職員対象)

    2021年12月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(消防職員対象)

    2021年11月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修「感染症流行下の自殺対策」(学校教員対象)

    2021年10月

  • 自殺ゲートキーパー養成研修(生活指導員対象)

    2021年10月

  • 「死にたい気持ち」を受け止め、支援する:研究と実践から学ぶ研修会

    2021年8月

  • 保健医療交流事業「地域を支える支援者のためのセルフケア」

    2020年11月

  • 自殺予防ゲートキーパー養成研修(生活指導員対象)

    2020年11月

  • 自殺予防ゲートキーパー養成研修(消防署職員対象)

    2020年9月

  • 自殺未遂者に関する講演会「自殺未遂者の生きるための支援を考える」

    2020年2月

  • メンタルヘルス研修「ラインケア」(市役所職員対象)

    2020年1月

  • メンタルヘルス研修「セルフケア」(市役所職員対象)

    2020年1月

  • 自殺予防セミナー「高齢者のうつ・自殺の特徴: 早期発見・早期対応に役立つ視点」(保健師等対象)

    2020年1月

  • 自殺予防ゲートキーパー養成研修(市役所窓口相談員対象)

    2019年12月

  • 自殺予防ゲートキーパー養成研修(消防署職員対象)

    2019年12月

  • 自殺予防ゲートキーパー養成研修(市役所職員対象)

    2019年12月

  • 心配と幸せの心理学〜今日から使えるテクニック〜(住民対象)

    2019年3月

  • 心配と幸せの心理学〜今日から使えるテクニック〜(住民対象)

    2019年3月

  • 相談を受けたら…。対応の仕方を学ぼう。(消防職員対象)

    2019年3月

  • 保健師のメンタルヘルスについて(保健師対象)

    2018年12月

  • 地域を支える支援者のためのセルフケア:支援に役立つ感情・行動の調整方法(保健師対象)

    2018年12月

  • 自殺予防と支援者の心のケア〜支援者の基本的態度〜(保健センター職員対象)

    2018年10月

  • 相談を受けたら…。対応の仕方を学ぼう(市役所職員対象)

    2018年10月

  • 相談を受けたら…。対応の仕方を学ぼう(小中学校教頭および養護教諭対象)

    2018年8月

  • 自殺予防と支援者の心のケア〜幸福度と健康の視点から〜

    2018年2月

  • 心配と幸せの心理学〜今日から使えるテクニック〜(保健師対象)

    2018年1月

  • 上越教育大学心理教育相談室公開研修会

    2017年9月

  • 生きづらさを抱える人への支援- “死にたい”と悩んでいる人への対応-(支援者対象)

    2017年7月

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