2024/07/18 更新

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フカボリ リョウジ
深堀 良二
FUKABORI Ryouji
所属
医学部附属研究施設 生体機能研究部門 助教
職名
助教

学位

  • 博士(人間科学) ( 2002年3月   大阪大学 )

研究キーワード

  • 道具的条件付け学習、注意、記憶、ドーパミン、線条体、遺伝子改変動物、運動学習、スキル学習

  • 遺伝子改変動物

  • 道具的条件付け学習

  • 運動学習

  • 記憶

  • 線条体

  • ドーパミン

  • スキル学習

  • 注意

研究分野

  • ライフサイエンス / 神経科学一般  / 神経科学一般

  • ライフサイエンス / 動物生理化学、生理学、行動学  / 行動神経科学

学歴

  • 大阪大学   人間科学研究科   人間科学

    - 2002年3月

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    国名: 日本国

  • 奈良先端科学技術大学院大学   バイオサイエンス研究科   細胞生物学専攻

    - 1999年3月

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    国名: 日本国

  • 帝京大学   文学部   心理学科

    - 1997年3月

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    国名: 日本国

経歴

  • 福島県立医科大学医学部附属生体情報伝達研究所生体機能研究部門、助教

    2007年10月 - 現在

  • 科学技術振興機構(CREST)、博士研究員

    2007年2月 - 2007年9月

  • 大阪大学大学院人間科学研究科行動生理学講座、博士研究員

    2006年4月 - 2007年1月

  • 帝京大学医学部物理学教室、博士研究員

    2005年1月 - 2006年3月

  • オットー・フォン・ゲーリッケ大学マグデブルグ校、博士研究員

    2002年5月 - 2005年1月

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所属学協会

  • 日本神経科学学会

    2000年12月 - 現在

  • 日本神経科学学会

論文

  • Chemogenetic activation of mammalian brain neurons expressing insect Ionotropic Receptors by systemic ligand precursor administration.

    Iguchi Y, Fukabori R, Kato S, Takahashi K, Eifuku S, Maejima Y, Shimomura K, Mizuma H, Mawatari A, Doi H, Cui Y, Onoe H, Hikishima K, Osanai M, Nishijo T, Momiyama T, Benton R, Kobayashi K

    Communications biology   7 ( 1 )   547 - 547   2024年5月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI : 10.1038/s42003-024-06223-4

    PubMed

  • Chemogenetic activation of target neurons expressing insect Ionotropic Receptors in the mammalian central nervous system by systemic administration of ligand precursors

    Iguchi Y, Fukabori R, Kato S, Takahashi K, Eifuku S, Maejima Y, Shimomura K, Mzuma H, Mawatari A, Doi H, Cui Y, Onoe H, Hikishima K, Osanai M, Nishijo T, Momiyama T, Benton R, Kobayashi K

    bioRxiv   2023年9月

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    記述言語:英語  

    DOI : 10.1101/2023.09.11.557081

  • Catecholaminergic cell type-specific expression of Cre recombinase in knock-in transgenic rats generated by the Combi-CRISPR technology.

    Matsushita N, Nishizawa K, Kato S, Iguchi Y, Fukabori R, Takeuchi K, Miyasaka Y, Mashimo T, Kobayashi K

    Journal of neuroscience methods   381   109707 - 109707   2022年11月( ISSN:0165-0270

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI : 10.1016/j.jneumeth.2022.109707

    PubMed

  • 青斑核ノルアドレナリン神経細胞の活動亢進による情動記憶の想起の促進 新規神経活動活性化ツールによる検討

    井口 善生, 深堀 良二, 加藤 成樹, 高橋 和巳, 永福 智志, 辻 真伍, 挾間 章博, 内ヶ島 基政, 渡辺 雅彦, 水間 広, 崔 翼龍, 尾上 浩隆, 疋島 啓吾, 八十島 安伸, 小山内 実, 稲垣 良, 福永 浩司, 西條 琢真, 籾山 俊彦, リチャード・ベントン, 小林 和人

    日本生理学雑誌   83 ( 2 )   39 - 39   2021年5月( ISSN:0031-9341

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    記述言語:日本語  

  • The distribution of Cdh20 mRNA demarcates somatotopic subregions and subpopulations of spiny projection neurons in the rat dorsolateral striatum

    Takahashi M., Fukabori R., Kawasaki H., Kobayashi K., Kawakami K.

    Journal of Comparative Neurology   2021年1月( ISSN:00219967

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI : 10.1002/cne.25215

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研究発表等(講演・口頭発表等)

  • ラットの両手間転移学習モデルにおける原学習と再学習の運動パフォーマンス

    第14回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会   2023年4月  

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    開催年月日: 2023年4月

    国名:日本国  

  • HiRetベクターを応用した二重遺伝子導入法による特定神経路におけるチャネルロドプシン遺伝子の高レベルな発現誘導

    第36回日本神経科学大会  

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    開催年月日: 2013年6月

  • 背内側線条体から投射する線条体黒質路は弁別課題遂行時の反応時間を調整する

    第35回日本神経科学大会  

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    開催年月日: 2012年

  • 線条体直接路は弁別課題遂行時の反応速度を調整する

    第34回日本神経科学大会  

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    開催年月日: 2011年

  • 刺激弁別学習の実行における線条体‐黒質ニューロンの役割

    Neuro2010(第33回日本神経科学大会)  

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    開催年月日: 2010年

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共同研究・競争的資金等の研究

  • パーキンソン病の認知機能障害を回復させる脳領域

    研究課題/領域番号:23K10506  2023年4月 - 2025年3月

    基盤研究(C)(一般)

    深堀良二

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )

  • 両手間転移からニューロリハビリテーションへの新たなアプローチ

    研究課題/領域番号:20K11213  2020年4月 - 2023年3月

    基盤研究(C)

    深掘 良二

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    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    手の動作に関する学習は利き手依存であり、それらの動作学習は対応する運動野に記憶されると考えられている。これらの記憶は非利き手にも影響を与えることが分かっており、このことを両手間転移と呼んでいる。本研究では両手間転移を担う神経回路の解明と、運動障害時の機能回復に関する基礎的な成果を目指して進めている。
    令和3年度ではこれまでに実験が終わったデータに関して解析を進めた。特にレバーの移動軌跡などの測定データを用いて、両手間転移に関する研究を進めた。また、昨年度に進めていたGABAアゴニストを投与した実験を継続し、原学習時に学習前肢とは反対の前肢(非学習前肢)に対応する運動野の影響を調べた。また、ローズベンガルを用いたPhotothrombosis法による脳梗塞モデル動物の作製を検討した。
    学習の両手間転移は学習量に依存すると考えられるが、これに関しての詳細な知見はなかった。今回、我々は学習量の異なる群で比較実験を行い、転移後の軌跡データをもとに原学習の学習量と転移後の運動の遂行に関して解析を行った。動作への反応時間だけではなく、動物が押すレバーの移動軌跡や速度は学習によって大きく変化し、学習量に依存してスムーズに、素早くなることが分かった。これらと同様の解析手法を用いて、GABAアゴニストを用いた両手間転移実験、脳梗塞モデル動物の両手間転移実験を進めている。
    遺伝子導入に関しては、組換え酵素依存的な遺伝子発現を試みている。遺伝子導入に関しては、所属研究室で開発された逆行性輸送ベクターとアデノ随伴ウィルスを組み合わせて行っている。これらを使用し、昆虫のイオンチャネル型嗅物質受容体遺伝子(Fukabori et al, 2020)を経路特異的に発現させるシステムを検討し、それらの経路が転移学習に与える影響を調べている。また、神経活動を操作する他の遺伝子についても検討していく計画である。

  • 行動選択に関与する視床‐線条体インフォメーションフロー

    研究課題/領域番号:15K07155  2015年4月 - 2020年3月

    基盤研究(C)

    深掘 良二

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    配分額:5070000円 ( 直接経費:3900000円 、 間接経費:1170000円 )

    これまでの研究で刺激に合わせて行動を選択する神経回路基盤を明らかにしてきた。背側線条体には視床Pf核、CL核より入力を受ける。視床線条体路が担う機能を明らかにするために、逆行輸送ベクターとイムノトキシン細胞標的法を利用して背側線条体に投射する視床CL核からの経路を特異的に破壊した。これらの動物では行動選択は正常に獲得できたが、獲得後に経路を破壊した動物では反応速度の遅延が引き起こされ、選択行動の柔軟性も失われた。このことから、視床線条体路は選択行動の獲得には影響を与えないが、成立した選択行動の実行速度や環境の変化への対応に重要な役割を示していることが分かった。

共同研究希望テーマ

  • 線条体に作用し、行動変容を引き起こす化学物質・薬物・外来遺伝子の研究

     技術相談  産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する  その他

    げっ歯類の線条体に薬剤注入または外来性遺伝子をもつ遺伝子ベクター注入をおこない、その効果をオペラントチャンバーなどでたしかめる。