学部3年生が老年看護学Ⅱの演習で、高齢者の身体的な加齢変化を体験しました。 疑似体験では、視界がぼやけるゴーグル、聴覚を遮る耳栓、細かな動作がしづらくなる綿手袋を装着し、説明を聞いたり文字を書いたりする中で、日常の何気ない動作がいかに難しくなるかを実感しました。


また、足首に重りと、膝が曲がりにくくなるサポーターをつけた状態で立つこと、歩くことを体験しました。そして、歩行器やシルバーカーなどの歩行補助具を使っての移動も体験し、高齢者が安全に移動できるケアを学びました。



さらに、食事介助やとろみ食の試食を通して、高齢者の食事の工夫や支援の大切さについて学びました。
学生からは「実際に体験することで、教科書だけでは分からなかった苦労が分かった」と高齢者の心情を理解し、「これからの看護に活かしたい」といった感想を話しました。これらの体験を通して、学生たちは高齢者の視点に立った看護の重要性を改めて認識し、今後の学びに向けた意欲を高めていました。