センターご紹介
ご挨拶
「効率的な医療資源の活用」と
「安全で質の高い医療の提供」
を両立すべく、院内外の連携体制の構築と運用改善に努めています。
2025年6月
患者サポートセンター
門馬 智之
現在、医療提供体制は大きな転換期を迎えており、第8次医療計画においては、急性期医療の適正化と地域包括ケアシステムのさらなる推進の観点から、地域連携の重要性が一層高まっています。また、2024年度の診療報酬改定では、医療・介護・障害福祉サービスが同時に見直される“トリプル改定”の中で、連携加算の拡充や新たな評価項目の追加が行われ、病院機能の分化・連携の具体的な実践が求められています。
当センターでは、こうした社会的要請を受け、
- 地域医療機関との円滑な連携体制の構築
- 病床の適正利用による効率的な病床運用
- PFM(Patient Flow Management)の強化による患者動線の最適化
などを通じて、患者さん一人ひとりにとってより良い医療環境の実現を目指しています。
今後も、患者さん・ご家族・地域医療機関の皆様との協働のもとで、持続可能で質の高い医療提供体制を築いてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
センターの目標
- 1.患者さんがいつでも最新最良の医療、継続性のある適切な医療を受けることができ、安心して療養生活を過ごしていただくために、地域の医療機関との連携を図ります。
- 2.高度で専門的な医療を提供する特定機能病院として、地域の医療機関から専門医としての知識や高度な検査・治療あるいは入院を必要とする患者さんをご紹介いただき、患者さんにとって親切で良い医療を提供できるよう努力します。
- 3.当院と地域の医療機関との連携を密にすることにより、それぞれの持つ機能をより効率的に分担・運用し、地域の医療水準の向上に貢献できるよう努力します。
主な業務
- 医療機関からの事前診察受付
- セカンドオピニオン外来の手続き
- 医療機関等への患者紹介
- 地域連携パスの運用・管理
- 入院・外来患者、家族からの医療相談
- 医療機関、その他関係機関との連携
- 転院・退院の連絡調整
- ホームページ、パンフレット配布等による広報活動
連携協力病院 Affiliated hospital
当院では、医療機関との機能分担と連携を推進し、患者さんに継続性のある適切な医療を提供するため、県内8つの病院(「連携協力病院」)と協定を結んでおります。「連携協力病院」と当院は、患者さんが円滑に受診・転院ができるように、相互に患者紹介等を行っています。また、情報交換会も不定期で開催しています。
イメージキャラクターささえちゃんについて
「ささえちゃん」は、患者サポートセンターをより身近に感じていただくために誕生した、当センターのイメージキャラクターです。
2017年、部署名が「地域連携部」から「患者サポートセンター」へと変わったことをきっかけに、覚えていただきやすい親しみのある存在として生み出されました。
誕生当時、世間では赤ちゃんパンダの誕生で“パンダフィーバー”が巻き起こっていました。その人気にあやかり、何度も手描きで試作を重ねた末に完成したのが現在の「ささえちゃん」です。名前には、“患者さんを支える存在でありたい”という願いが込められています。
イメージカラーである「ピンク」は、柔らかくやさしい印象を与える色として、検討を重ねたうえで選ばれました。
これからも私たちスタッフ一同は、先輩方がつないできたこのキャラクターの「バトン」を大切に受け継ぎ、患者さんに寄り添う存在として大切に育てていきます。