緩和ケアチームの紹介

緩和ケアとは、病気によって生じる痛み・息苦しさ等の苦痛を伴う症状や病気に対する悩み・不安などの心のつらさを和らげ、患者さんとご家族が良好な生活の質を維持し、“自分らしい日々を送る”ことを目指したケアです。
当院では、専門の医師(身体症状担当医師・精神症状担当医師)やがん看護専門看護師、がん看護関連の認定看護師(緩和ケア認定看護師等)・薬剤師・医療ソーシャルワーカー等、多職種から構成される緩和ケアチームによって医療スタッフと連携しながら、患者さんとご家族の支援を行なっております。

患者さん・ご家族を囲む緩和ケアチームのイメージ図。

*15歳未満の患者さんは小児科医師や小児科経験の看護師が加わって構成された小児緩和ケアチームが介入いたします

緩和ケアチームの活動内容

  1. 1.身体症状へのケア
    痛み、吐き気、嘔吐、食欲がない、便秘、身体のだるさ、息苦しさ、しびれ等の身体苦痛を伴う症状への対応
  2. 2.精神症状へのケア
    不安、不眠、気分の落ち込み、苛立ち、どうしてよいかわからない思い等の心のつらさへの対応
  3. 3.社会的問題へのケア
    仕事、家庭、学業、経済的な問題等への対応
  4. 4.スピリチュアルケア
    死や病気への恐怖、自己の存在意義や価値についての苦しみ等への対応
  5. 5.グリーフケア
    大切な方を亡くされたご遺族への支援
  6. 6.医療スタッフへのサポート
    主治医や担当医、病棟看護師をはじめとする医療スタッフへのサポート
  7. 7.地域連携
    地域連携による切れ目のないケアの提供

緩和ケアチームへの相談方法

対象となるのは、入院されている患者さんで、原則として主治医からの紹介が必要になります。痛み、つらさ、不安、悩みはひとりでかかえこまずに、主治医や看護師にご相談ください。

緩和ケアチーム診療の流れについて

緩和ケアチームの診療の流れを示したフロー図。

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