ドクターヘリとは?

救急専用の医療機器を装備し、救急医療の専門医、看護師が搭乗して救命医療を行う専用のヘリコプターです。

ドクターヘリは、救命救急センターがある福島県立医科大学附属病院に常駐し、消防機関からの出動要請に基づき、救急現場等に駆けつけ、患者さんに初期治療を行い、高度な医療機関に搬送します。

ドクターヘリは、東北地方で初めて福島県に導入され、福島県立医科大学附属病院を基地病院として、平成20年1月28日から運航を開始しました。

ドクターヘリの目的は?

ドクターヘリが導入されたことで、救急医療の専門医、看護師を救急現場に投入し、いち早く初期治療を開始することが可能となり、ひいては救急搬送時間の短縮による救命率の向上や後遺症の軽減につながるものと考えています。

ドクターヘリの特徴は?

ドクターヘリは、時速200キロから250キロで飛行します。一番遠い檜枝岐村の尾瀬沼まで、片道約45分です。

また、ドクターヘリは有視界飛行ですので、天候不良時や夜間については飛行できません。

ドクターヘリの仕様は?

機種 ユーロコプター EC135
搭乗人員 操縦士1名、整備士1名、医師1名、看護師1名、
患者さん1~2名(付き添いは1名可)
全長 12.16m
全幅 10.20m
全高 3.51m
最大離陸重量 2,720kg
最大巡航速度 257km/h
最大航続距離 670km

ドクターヘリの内部は?

ドクターヘリの機内には、人工呼吸器、患者監視モニター、除細動器等の救急治療に必要な医療機器や薬品等が搭載されています。

ドクターヘリ内の医療設備。輸液ポンプ、患者監視モニターが見える(クリックで拡大表示されます)。
  • 輸液ポンプ
  • 吸引器
  • 酸素流入調整レギュレーター
  • 患者監視モニター
  • ドクターズバッグ
  • ストレッチャー
  • 看護師席
ドクターヘリの内部。医師席の隣に人工呼吸器、除細動器、超音波診断装置、シリンジポンプなどが配置されている(クリックで拡大表示されます)。
  • 医師席
  • 除細動器
  • シリンジポンプ
  • 人工呼吸器
  • 超音波診断装置

ページの先頭へ戻る