医学部は卒業研究などなく、研究室には学生がいる期間はごくわずか。だけど、福島県立医科大学にはMD PhDコースなるものがあって、稀に学生が配属されて実験をやりに来ます。今年度卒業される浪岡くんもMD PhDコースで生体機能にやってきた学生さんの一人です。行動実験や組織染色を頑張ってこなしていました。勉強も研究もお疲れさま。卒業後は福島県に残って研修医として働くそうです。

生体機能で実験を手伝ってくれた加藤さん、菅野さん、今までありがとうございました。加藤さんは今までウィルスベクターの作製・精製を担当されていました。長年にわたり高い技術力で我々をサポートしていただき、本当に助かりました。菅野さんは生体機能でお仕事を始めて1年半ぐらいですが、我々とのお付き合いはそれよりも長く、その明るい人柄で生体機能をいつも明るく照らしてくださいました。実験動物のケア、行動実験、組織実験と、幅広くこなしたその経験は絶対に役に立つと思います。自信をもってこれからも励んでいってください。実は加藤さん、菅野さんの共通事項が演劇だったりして、びっくりしたのは私だけではないはずです。

扉を開けると、また違った世界があると思います。新しい道に多くの幸せがありますように。