研究室ブログ

富山大学・東北大学・福島医科大学合同in vivoカルシウムイメージング実習,およびMolecular Medicine Seminar Series第71回

11月15日(木曜)と16日(金曜)の2日間にわたり,富山大学大学院医学薬学研究部(医学)生化学講座講師・大川宜昭先生と,東北大学医学系研究科医用画像工学分野准教授・小山内実先生を福島医大にお迎えし,オペラント学習の獲得や実行時のラット線条体投射ニューロンのカルシウムイメージングのための手技について,実地で教えていただきました。マウス海馬での記録に豊富な実績をお持ちの大川先生と斎藤喜人研究員には特に,GRINレンズの埋め込みに係る技法を,極微細蛍光内視鏡イメージングシステム(U-FEIS)の開発者である小山内先生と稲垣良研究員にはハードウェアに関することを,2日間にわたり具体的にご教示いただきました。15日の夕方には,「記憶を見る・操作する」と題した大川先生のご講演をMolecular Medicine Seminar Series第71回として開催いたしました。連合学習(恐怖条件づけ)エピソードがマウス海馬においてどのようにエングラムとして保持されるのか,というテーマの最先端の成果をお話しいただき,その後の議論もたいへんに盛り上がりました。大川先生・斎藤さん・小山内先生・稲垣さんにお礼申し上げます。

大川先生のセミナー

実習風景