お知らせ

第46回日本神経科学大会

第46回日本神経科学大会

 

第46回日本神経科学大会は、2023年8月1日(火)―4日(金)に仙台国際センターにおいて開催いたします。

 

第46回大会は、1997年の第20回大会以来26年ぶりの東北地方での開催であり、この間、東日本大震災(2011年)、新型コロナウイルス感染症の拡大(2019年)、ウクライナ危機(2022年)など、社会を揺るがす大きな事件がありました。このように激動する社会の中でも、日本の神経科学は着実な進歩を遂げ、さらに今日、複数の研究分野を組み合わせて新たな発見に結び付けようとする総合科学へと発展しつつあります。

 

本大会では、仙台七夕祭にあやかり、「銀河に輝く神経科学」の標題のもと、最新の研究成果を共有しながら、今後も銀河に輝く多数の恒星のような多くの輝かしい研究成果が生まれることを祈るとともに、その成果につなげるために、国内および国際的な研究交流、基礎と臨床研究の連携も含めた異分野間連携、ダイバーシティーを考慮した多様な研究者の活動支援、研究成果の社会への還元などの、有益な活動を展開したいと考えています。

 

また、本大会は東日本大震災から12年にあたり、災害時あるいはその後のこころのケアという課題がクローズアップされ、さまざまな研究が進んでいます。そこで、学会のアウトリーチのひとつとして、8月5日(土)には「東日本大震災からの復興と将来への展望:神経科学による心理的ストレスの理解とメンタルヘルス・ケア」というテーマで、市民公開講座の開催を予定しています。

 

開催方法については、開催期間近くの新型コロナ感染症の状況によりますが、基本的にオンサイトとオンライン方式を組み合わせたハイブリッド開催を予定しています。

 

仙台に多くの皆様にお越しいただき、大会サイトにもたくさんの方のご参加があることを願っております。

小林和人

第46回日本神経科学大会 大会長