研究室ブログ

Slackを使ってみる?

「新しい」生活様式、最初は戸惑いましたが、だいぶん慣れてきました。昨年の4月は何もかも慌ただしくて、とにかく授業をしないといけない、学生は自宅待機、だからオンライン授業をしなくてはいけない、どうする? 先生と呼ばれる人たちは自らの感染対策を講じながらも大学教育が途切れないよう一生懸命だったと思います。

巷でも困難に立ち向かうために、テレワークだったり、テークアウト食事だったり、マスクだったり、いろいろな「新しい生活様式」に切り替えていったと思います。しかし、9割ぐらいの企業ではコロナ収束後は原則全員出社とかいうニュースを耳にして、「新しい」じゃなくて「とりあえずの」生活様式だったのね、とか思っちゃうわけです。ワークライフバランスの観点からいえば、テレワークでできる仕事をわざわざ元に戻す必要もないだろうに、とか思うんですけどねー。

我々にとってはオンライン授業などの新しい試みは意外と面白くて、新しい可能性を感じさせる新鮮な出来事でした。まず、オンライン授業に使用しているようなツールを使って、出張しなくても相手と研究の相談ができるようになったのは革新的です。飲みにケーションも大事だ、という意見もごもっともなんですが、それとは別に気軽に相談ができるオンライン環境は、新しい生活様式という社会的圧力がなかったら手に入るのはもっと先だったように思えます。私の周りでは授業に使うようなオンラインミーティングアプリに触発されてか、様々なオンラインコミュニケーションツールが出てきました。

 

いや~前置きが長くなっちゃったな、ははは。

 

つい最近、システム神経科学講座のN先生からSlackなるものを教えてもらいました。なるほど、企業様では知名度が高いツールなのね。ぶっちゃけチャットアプリですね。緑色の某アプリがあればいいじゃん、とか思ったりもしますが、ヤバいアイコンとか名前とか使ってたら恥ずかしいじゃないですか。誤爆も怖いし、スタンプなんて文化は恐怖でしかないし。それに絶対にそれを使いたくないという人もいるじゃないですか。そこでSlack、仕事の話はアプリを分けよう、ということなんですよねN先生! ときたま発表スライドに趣味が入るところから察するに、分けたほうが良いと判断されたのでしょう。先生の誤爆を見てみたい気もしますが。

N先生に触発されて私もSlackをダウンロードしてみました。Windows版Mac版があり、携帯端末用アプリはそれぞれのストアからダウンロードできると思います(Linux版もあるみたい)。セットアップ用のプログラムをダウンロードしてインストールしたら、アカウント作成してログインします。Googleなどのアカウントとかでも連携してログインできます。無料と有料がありますが、有料版は企業様・団体様用で、契約する会社・団体が全アカウント分の利用料を払う仕組みです。組織に守られていない野良研究者は無料版で十分です。

インストールしましたか? そしたらこの「Slackのはじめ方-新メンバー編」あたりを読んでみましょう。

読むのが面倒なヒト用に簡単に解説。Slackにはワークスペースとよばれる大きなくくりがあって、参加者はワークスペースごとに異なります。ワークスペースの下にはチャネル(#がついたもの)と呼ばれるものがあり、それぞれのチャンネルでチャットができる仕組みです。ワークスペースは集まる集団ごとに、チャネルはテーマごとに分けていいでしょう。ワークスペースは自分でも作れますし、他のワークスペースに招待されてメンバーになることもできます。チャネルはデフォルトでgeneralとrandomがあり、generalはメンバー全員あてのメッセージ、randomは雑談用、という感じですが、どう使ってもいいと思います。その他、好きにチャネルをつくれるようで、作ったチャネルを見れる人を指定できるようです。

連携アプリとかあるようですが、あえて使用する必要もないでしょう。せいぜいZoomとクラウドストアレージぐらいですかね、なくても問題なさそうです。

 

チャットだけのツールですが、それでもメールを打つよりは素早く複数の相手に連絡できるのではないでしょうか。メールは何通も送ると、受け取った人はどこから返信していいか迷っちゃいますよね。ん、そんなメールを受け取った経験はない? あ、失礼しました…。