お知らせ

     
2015年12月28日第2回核医学治療国際シンポジウムを開催しました。

2015年12月19日、石川県金沢市の金沢ニューグランドホテルにおいて、「第2回核医学治療国際シンポジウム」をふくしま国際医療科学センター主催で開催いたしました。

このシンポジウムは、国内外のRI(ラジオアイソトープ)内用療法の専門家が一堂に会し、同分野の今後の発展を目指し、最新知見の報告や情報交換を目的として開催されました。

今年5月の大阪に続いて2回目の開催となり、国内外から100名を超す研究者の皆様にお集まりいただきました。

初めに竹之下誠一先端臨床研究センター長からのあいさつに続き、来賓の文部科学省研究振興局研究振興戦略官の松岡謙二様からもごあいさつをいただきました。

その後、核医学の第一線でご活躍されている金沢大学の絹谷清剛(きぬや せいご)教授をはじめ、海外からの招待者4名を含む、総勢13名からの報告、講演があり、活発な意見交換も行われました。

最後には、核医学治療の発展のため、研究機関や企業、患者団体も含め、福島を中心としたオールジャパンの体制で研究を推進することが確認され、盛会のうちにシンポジウムは終了しました。

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2015年12月16日第12回小動物インビボイメージング研究会開催のご案内

 伊藤浩副センター長を当番世話人として、「第12回小動物インビボイメージング研究会」を

2016年7月30日(土)に本学で開催いたします。

 

【開催日】

  2016年7月30日(土)

 

【開催場所】

  福島県立医科大学

 

  研究会の開催は午後ですが、午前中は診断用および治療用核種製造の2台のサイクロトロン、

 小動物用PET/SPECT/CT装置、臨床用PET/CTおよびPET/MR装置を導入し稼働を開始した

 ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センターの見学会を企画いたしております。

  また、研究会終了後は福島駅周辺での情報交換会を予定いたしております。

 

  詳細は、確定次第随時ご案内いたします。

 

 

  開催予告(2015/12/03)

 

 担当:久保均(先進医工学応用医学ユニット)、伊藤浩(分子画像学部門)

2015年11月12日原孝光准教授が第78回日本核医学会北日本地方会において優秀演題賞を受賞しました。

2015年10月23日~24日に東北大学で開催された「第78回日本核医学会北日本地方会」において、原孝光准教授らの研究グループが優秀演題賞を受賞しました。

 

<受賞した研究について>

「福島県立医科大学のPET/CT検査における患者被曝量の紹介」

近年、国内において医療被ばくの問題が話題となっていますが、PET-CTのような複合撮影検査には被ばく線量の参考レベルの設定が存在しないことから、本研究では、将来的に自施設で被ばくレベルの設定を行うために、当センターで行っているPET/CT検査時の被ばく線量を患者個々に評価し、その結果について紹介しました。

2015年10月22日第5回核医学画像解析研究会開催のご案内

伊藤浩副センター長が代表世話人を務める「第5回核医学画像解析研究会」が12月12日(土)に東北大学で

開催されます。

【日時】

  平成27年12月12日(土) 13:00~17:00

 

【会場】

  東北大学 サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター

  分子イメージング研究センター2階講義室

  仙台市青葉区荒巻字青葉6-3

 

【核医学画像解析研究会】

  当番世話人:渡部 浩司(東北大学)

  代表世話人:伊藤 浩 (福島県立医科大学)

    世話人:茨木 正信(秋田県立脳血管研究センター)

        生駒 洋子(放射線医学総合研究所)

 

【詳細】

  ・第5回核医学画像解析研究会リーフレット(PDFファイル)

  ・第5回核医学画像解析研究会のご案内(放射線総合医学研究所分子イメージング研究センターの

   HPへリンクします)

2015年7月23日臨床講演会「FDG-PET検査の有用性」を開催しました。

2015年7月8日、本学放射線医学講座の石井士朗先生を講師に、「FDG-PET検査の有用性」と題した講演会を開催いたしました。

この講演会は、PET検査機器を用いた臨床診断と、その後の治療に対しての理解を深めるために開催したもので、今年1月に続いて2回目の開催となり、学内外の約70名にご参加いただきました。

石井先生からは、FDG-PET検査の原理や特徴などの概略から、有用性の高いケース、治療効果への影響、PET-MRIが優れた組織コントラスト分解能を持ち、被ばく量も抑えられることなどについて、データを示しながら解説していただきました。

また、原孝光臨床イメージングユニット(現:病態分子イメージング科学ユニット)リーダーから「PET検査申し込みの流れと注意点」について説明を行い、PET検査の積極活用を呼びかけました。

 

※FDG-PET検査とは・・・

FDGというブドウ糖に似た薬剤を体内に投与し、その体内分布を画像化して診断を行う

検査で、がんや心臓、脳の病状の早期診断に有用です。

 

石井士朗先生講演会の様子(4)

2015年5月26日日本放射線技術学会総会学術大会で2年連続受賞

2015年4月16日~19日に横浜市で開催された第71回日本放射線技術学会総会学術大会において、久保均准教授らの研究グループが銅賞を受賞しました。

この学会は、毎年4月に日本放射線技術学会、日本医学放射線学会および日本医学物理学会が合同で開催するものであり、国内外の専門家が一同に会する放射線医学に関する国内最大の学会となっています。久保准教授は昨年度も同大会で金賞を受賞しており、今回は2年連続受賞の快挙となりました。

 

 <受賞した研究について>

「Evaluation of the New Functional Magnetic Resonance Contrast Medium with Androsterone Structure」

研究発表の内容は、男性ホルモンの一種であるアンドロステロンを組み込んだ新たなMRI造影剤を開発し、マウスにおける体内動態を評価したもので、従来の造影剤と比較して造影能に優れ、また、異なる体内挙動を示すことが判明しました。

本研究は新たな機能を有するMRI造影剤を開発するものであり、画像診断や個別化医療等に大きな影響を与える画期的なものであることが評価され、受賞に至りました。

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久保准教授2

 

 

 

2015年4月17日ラジオアイソトープ内用療法講演会を開催しました。

2015年3月30日、近畿大学高度先端総合医療センター教授の細野 眞(ほその まこと)先生を講師にお迎えして、ラジオアイソトープ(RI)内用療法講演会を開催しました。

『アイソトープ治療の推進に向けて‐ヨウ素131からアルファ核種へ‐』と題して行われた講演では、症例などのデータを交えながら治療の有用性や最近の動向、今後の展望などについてお話をいただいたほか、国内でRI治療病室の不足が深刻となっている現状についても触れられ、国内最大規模となる9床の病床が整備される本学への期待が述べられました。

この講演会は、ふくしま国際医療科学センター先端診療部門で実施予定のRI内用療法についての理解を深めることを目的として開催したもので、昨秋に続き2回目の開催となります。講演会の前には学内でRI内用療法に携わる予定の医療関係者等が集った意見交換会も行われました。

 

写真(全体) 写真(細野先生)

 

 

 

2015年2月13日塩崎厚生労働大臣が当センターを視察

 2015年1月20日(火)、塩崎恭久厚生労働大臣が来学され、本学の復興への取り組みや課題について、菊地臣一理事長はじめ本学理事と意見交換されました。その際、当センターに導入されているPET/MRI(国内1号機)の視察も行われました。

 PET/MRIの視察では、伊藤浩副センター長が、機器や画像データを前に機器の特徴や臨床的な有用性について解説したほか、最先端の医療機器をより多くの方にご利用いただくためには、保険適用範囲の検討が必要であることなどについて説明いたしました。

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2015年2月2日臨床講演会「FDG-PET検査の臨床的有用性と今後の展望」を開催しました。

2015年1月15日、講師にJA長野厚生連 佐久総合病院 佐久総合医療センター 高機能診断センター長の織内昇先生(現:当センター副センター長)をお招きし、「FDG-PET検査の臨床的有用性と今後の展望」と題した講演会を開催し、学内外から約80名の医療関係者にお集まりいただきました。

講演会では、まず、竹之下誠一センター長からのあいさつの後、織内先生よりPET検査の概略や症例の紹介、今後の診断や治療への応用などについて、豊富な経験を織り交ぜながらお話をいただきました。参加者からは臨床の現場を通しての具体的な質問が出される など、PET検査の臨床診断や治療への活用法などについての理解を深める良い機会となりました。

また、講演に続いて、当センターの伊藤浩教授から「PET-CTとPET-MRIの使い分け」、原孝光准教授から「PET検査申込みの流れと注意点」について説明を行い、PET検査機器の診療・研究への積極的な利用を呼びかけました。

 

講演会の様子 (2)織内特任教授

2015年1月30日ホームページリニューアル

「先端臨床研究センター」のホームページをリニューアルしました。