先端臨床研究センターでは、サイクロトロン、PET-MRIを駆使して、新しい診断技術や核医学治療の開発を目指します。
基盤研究部門や臨床研究・治験部門との連携により、先進的なイメージング装置・高精度な測定装置を用いて、新たな診断・治療技術の開発や生体機能の解明などにおける橋渡し研究機関としての役割を果たしています。
令和5年1月28日(土)~29日(日)に、「放射性治療薬開発に関する国際シンポジウム in福島」を南相馬市で開催しました。本シンポジウムは、福島国際研究教育機構(略称 F-REI)基本構想の先行研究として文部科学省からの委託を受け実施した事業であり、演者及び会場招待者、Web参加者等を含め総勢361名で行われ、盛況のうちに終了しました。
初日は、放射性同位元素とセラノスティクスによる薬剤開発や日本における医療用RI製造・利用のアクションプラン、放射性核種治療における規制や人材育成、併用療法についての講演が行われました。
放射性核種治療における規制については、日米欧の規制当局(独立行政法人医薬品医療機器総合機構[PMDA]、米国食品医薬品局[FDA]、欧州医薬品庁[EMA])が参加し、規制当局の課題整理などについて議論されました。
2日目は、放射性核種治療に関して、本学のAt-211を用いた研究や臨床医の視点から見た期待と問題点、国内外の現状と将来展望についての講演が行われました。
今回のシンポジウムにより、放射性治療薬開発に関する国内外の現状や知見を共有し、新たな可能性について議論でき、主催者である文部科学省からは「F-REIにおいて、放射線科学・創薬医療分野の研究開発を推進していくためには、大きな成果を上げられている福島県立医科大学を始めとした関係者の支援が必要」というお言葉をいただきました。先端臨床研究センターとしても本県の復興を加速させるため、引き続き研究開発に取り組んでまいります。
伊藤浩副センター長が代表世話人を務める「第12回核医学画像解析研究会」が開催されます。
トレーサーの動態解析や画像の定量解析等の画像解析研究ですが、広く病態生理の計測に関する研究やMRI 等の核医学以外のモダリティによる画像解析の研究も含めます。
ご参加、ご発表いただける方は下記アドレスよりご登録ください。
https://forms.gle/Pqo8Boqq2Vx6QhDg6
未発表データでの発表や発表なしでの参加も歓迎いたします。感染状況次第で人数制限が発生する可能性がありますので、事前登録をお願いします。優れた発表には各種の賞が贈呈されます。多数のご応募お待ちしております(プログラム編成の都合上、発表される方は 10/26(水)までに登録ください)。
【日時】2022 年11 月26 日(土) 13:00~18:00(予定)
【会場】秋田県立循環器・脳脊髄センター(現地+Web 配信予定)
※研究会の参加は無料です。
〇核医学画像解析研究会
代表世話人 伊藤 浩(福島県立医科大学)
世話人 渡部浩司(東北大学)
茨木正信(秋田県立循環器・脳脊髄センター)
生駒洋子(量子科学技術研究開発機構)
〇日本核医学会 核医学理工分科会
会長 木村裕一(近畿大学)
【連絡先】
秋田県立循環器・脳脊髄センター 放射線医学研究部
茨木正信(当番世話人)
E-mail: iba@akita-noken.jp
【詳細】
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電子ブック版を公開しました。