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センターが目指すもの

  • 福島の復興を医療面から支え、震災で得た経験や教訓を世界と共有できる未来を目指します。

                       

    ふくしま国際医療科学センターは、福島県復興計画にも位置づけられており、地域社会を医療という分野から再生・活性化し、その復興の姿を世界に向けて発信するための組織として設置しました。本センターには、県民の健康の見守り、先端研究の推進と産業復興、高度医療の提供という3つの役割があり、5つのセンターと2つの部門、ふたば医療支援(ふたば救急総合医療支援センターとして活動)から構成されています。放射線医学県民健康管理センター、健康増進センターでは東日本大震災および原発事故後の県民の健康状態を長期に渡って見守り、県民の健康増進と健康寿命の延伸を目指しています。医療-産業トランスレーショナルリサーチセンター、先端臨床研究センターでは、新しい診断・検査薬、治療薬を開発して医療産業を育て地域復興につなげます。先端診療部門、甲状腺・内分泌センターでは、先進的な医療機器を用いて病気を早期に発見し、各分野が協力して高度で専門的な医療を提供しています。また教育・人材育成部門では、各センターと部門を支え国際機関とも連携して次世代を担う医療人を育成します。

    震災そして原発事故から得た経験や教訓を世界の人々と共有し、後世に残していかなければなりません。ふくしま国際医療科学センターに課せられた使命を達成できるよう、たゆまぬ努力を続ける所存です。