池田和彦教授らによる全国研究の成果がTransfusion誌に公開されました
池田和彦教授が委員長を務める、日本輸血・細胞治療学会の造血幹細胞輸注時有害事象ワーキンググループにおいて、造血幹細胞輸注時の有害事象の種類・頻度・重症度を正確に把握し、安全な造血幹細胞移植に役立てるための調査研究を行い、成果が論文化されました。
従来考えられていたよりも、低体重の患者様に造血細胞を輸注する際には産物の液量による身体への負担が大きいこと、小児の患者様にドナーからの細胞を輸注する場合には吐き気や嘔吐が多く発生することがわかりました。
からだの小さい患者様に対する造血幹細胞移植の際には、これらのことに注意する必要があると考えられます。
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