研究紹介

ウイルスと腫瘍部門

担当者:室野 重之、池田 雅一、川瀬 友貴、斎藤 友紀子、久保田 叡、佐野 和大

Epstein-Barrウイルス(EBV)やヒトパピローマウイルス(HPV)といった、誰もが感染しうるウイルスにより癌が生じます。EBVでは上咽頭癌、HPVでは中咽頭癌が代表的です。しかし、誰もが感染し得るのに、どのような人が癌になるのか、なぜ癌になるのかは、はっきりわかっていません。また、上咽頭癌においても中咽頭癌においても、ウイルスが関連する癌はしない癌よりも頸リンパ節転移が強いと言われています。
これらを背景に、ウイルスと腫瘍部門の研究は、(1)ウイルスによる発癌メカニズムの解明、(2)ウイルスに着目した転移好性メカニズムの解明、(3)ウイルスを指標としたバイオマーカー(診断・治療後経過観察・予後予測)の探索、(4)ウイルスに着目した新たな薬物治療の開発、について研究を進めています。

嚥下障害部門

担当者:今泉 光雅、橋本 千織

AIを用いた嚥下内視鏡検査を開発しており、専門医と同等レベルで喉頭侵入・誤嚥を指摘できる精度を達している。

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