教室紹介
We Are For Patient
当講座では,肺がん及び縦隔腫瘍を中心に胸部領域の良性,悪性疾患に対して幅広く診断治療および教育,研究を行っております.外科治療においては患者さんの状態に基づき早期がんでは低侵襲手術(胸腔鏡手術)を,進行がんには積極的に拡大手術を適応し根治性の向上に努めております.また外科治療のみならず薬物療法との併用も積極的に行っており,種々の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤といった新薬の開発にも関わっております.教育においてはシステム化された外科教育を取り入れ,効率的に専門医の取得ができるようにしています.研究では「免疫とがん」をキーワードに最新の分子生物学的手法を用いた基礎的研究および先端的臨床研究を行っており,特に腫瘍免疫領域に力を入れております.その他,国外との共同研究によって人工知能を用いた画像診断法の開発等にも着手しており,これらの研究に関する海外留学先も多数有しています.
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呼吸器外科の創立は1980年代と比較的若い診療科であります.歴史が浅い分,新しいことにチャレンジできる自由な雰囲気があります.そして各人が伝統を創り出すべく実績を着実に積み重ねております.
本学では専門医制度改革を機に講座再編が行われ,2016年11月から新講座として発足しました.新たな時代の幕開けに期待しているところです.
呼吸器外科ではこれまでにも医局員に対して国外・国内を問わず積極的に留学・研修を勧めており,これまでにUniversity of Pittsburgh (USA),University of Maryland (USA),Memorial Sloan Kettering Cancer Center (USA),Weil Cornell University (USA), Linköping University (Sweden)などでの留学・研修を行ってきています.
Make IT HAPPEN
Our Specific Interest
- 1.低侵襲手術の開発(ロボット手術を含め)
- 2.新たな集学的治療の開発(免疫療法を含めて)
- 3.肺癌,胸部悪性腫瘍の発生と進展メカニズムの解明
- 4.新規画像技術の開発