研究成果が掲載されました
国際学術誌「Journal of Clinical Medicine(IF: 3.3)」に、保健科学部理学療法学科の佐藤聡見講師らの研究成果が掲載されました。
Association Between Physical Therapy and Mortality in Older Patients with Heart Failure and Chronic Kidney Disease
(慢性腎臓病を合併した高齢心不全患者における理学療法と死亡リスクとの関連)
本研究は、日本循環器理学療法学会が主導する多施設共同研究「J-Proof HFレジストリ」のデータを用いて実施されました。J-Proof HFレジストリには、日本全国96施設から約10,000名の高齢心不全患者が登録されており、本研究はその大規模データを活用した解析です。
本研究では、慢性腎臓病を合併した高齢心不全患者6,359名を対象に、退院後30日以内に外来理学療法へ参加した患者と参加しなかった患者を比較し、その後1年間の予後との関連を検討しました。
その結果、退院後早期に外来理学療法へ参加した患者では、参加しなかった患者と比較して1年以内の死亡リスク、ならびに死亡と心血管関連イベントの複合リスクが低いことが示されました。
本研究は、心不全と慢性腎臓病を併存する高齢患者において、退院後早期のリハビリテーション介入が長期予後の改善に関連する可能性を示したものであり、高齢化が進む日本における循環器理学療法の重要性を示す知見として期待されます。
リンク名:https://doi.org/10.3390/jcm15187043