研究成果が掲載されました

体組成測定から得られる「位相角(PhA)」とサルコペニアとの関連を検討

国際学術誌「healthcare(IF: 3.4)」に、理学療法学科の星真行助教の原著論文が掲載されました。本論文は、本学理学療法学科第2期生である宮崎由依さんの卒業論文を基に、保健科学部介護予防研究チームが実施する「生活機能測定会」における共同研究としてまとめられたものです。

 【論文タイトル】

Association Between Phase Angle and AWGS 2025-Defined Sarcopenia in Community-Dwelling Older Adults(地域在住高齢者における体組成Phase AngleとAWGS 2025定義によるサルコペニアとの関連)

 本研究では、福島県内の地域在住高齢者317名を対象に、体組成測定から得られる位相角(Phase angle:PhA)と身体機能およびサルコペニアとの関連を調査しました。サルコペニアの判定には、アジアの高齢者を対象とした最新の診断基準であるAsian Working Group for Sarcopenia 2025(AWGS 2025)を用いました。その結果、男女ともにPhAが低いほど、握力や膝伸展筋力が低く、歩行速度やTimed Up and Go(TUG)などの身体機能も低い傾向が認められました。また、女性ではPhAの低値がサルコペニアと関連し、サルコペニアを判別するための探索的なカットオフ値として4.48°が示されました。本研究から、PhAが地域在住高齢者の身体機能やサルコペニアを評価する際の補助的な指標となる可能性が示されました。今後は、より多くの対象者を含む研究や縦断的な検証が必要です。

 今後も福島県内の地域在住高齢者を対象とした「生活機能測定会」を継続し、地域におけるフレイル予防の推進と健康寿命の延伸に貢献していきます。

URL:https://www.mdpi.com/2227-9032/14/16/2568

https://doi.org/10.3390/healthcare14162568

 

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