オーストラリアの災害担当官訪問
オーストラリアNSW州(シドニーが州都)の災害担当マネージャー・ミリトンさんが、州の災害対応に福島の原子力災害の教訓を生かすため福島医大を訪れ、当院の放射線災害医療センターも視察されました。
オーストラリアには地震が比較的少なく、原子力発電所もありません。しかし洪水による水害と林野火災による災害が毎年多く発生し、国際都市ではテロにも備えています。視察では原子力災害の初期の医療現場を如何に支援するか、住民避難におけるポイント、慢性期の原子力災害医療の課題、今後の災害への備えなどについて質疑を行いました。また、隣接するヘリポートではドクターヘリを視察され、オーストラリアと日本の航空医療システムの違いについて意見交換しました。

