FUKUSHIMAいのちの最前線
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555(1)平成23年3月11日(金)14:46 地震発生(福島市:震度6弱)15:00 病院長室に災害対策本部設置病棟患者被害状況確認→人的被害なし外来患者 正面玄関に集約�→人的被害なし (各部局の施設・設備関係の被害状況の確認、ライフラインの状況等について確認を行った)15:30〇救命救急センター医師・看護師の役割分担トリアージについて確認・場所の設定緑……整形外科外来黄……内科新患外来赤……救命救急センター外来各階の担架、湯たんぽ、救急カート(外来系)を救急外来へ集約よしみ荘入所看護師の集結〇手術部手術中患者について中断・続行を直ちに判断し、16時42分までに全患者退室、ICU移送〇看護部心臓カテーテル患者搬送中に地震に遭遇し病棟に戻れず、エレベータから近階に避難、2階北病棟へ収容院内空床確認、非常灯の確認、患者の外泊制限通知〇PTSD対応室準備心身医療科協力で栄養管理室に設置(職員の心のケア)〇学生ボランティア地震直後から、エレベータが停止したことによる外来受診中の入院患者の病棟への搬送や各トリアージ場所における患者の介助、病棟への搬送など災害直後の人手不足を補っていただいた15:46 全館放送で被害状況を周知「人的被害なし、建物は軽微な被害」21:30 第1回全学ミーティングを開催した。その後、第2回を12日0:00に開催※12日は9時、15時及び21時にも開催。13日は9時、15時及び21時に開催。その後1日に2回開催、しばらくして1日1回、4月に入ると週1回、6月からは月1回の頻度で継続して開催された東日本大震災当日の患者及び病院施設の被災状況について病院経営課の高さをみることができた。⑵ 支援状況① 電話支援回答内容から支援が必要と思われる方に対し、助産師・看護師等が電話をかけ健康状況や育児状況等の問題に対し支援を行った。② メール支援等回答された方たちに対し、いつでも相談に応じることができるようメールによる支援体制を整え相談に応じた(相談件数:8件)。また、対象者全員に対し、こころの健康を保つことや放射線について分かりやすく解説した「お子さんとママ・パパのための心の健康サポートブック」(福島県児童家庭課発行)を送付した。調査対象者数回収数回収率要支援者数要支援率15,9548,88655.7%1,29814.6%

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