このページでは、震災および原子力発電事故に際し、子どもたちのケアに役立つ情報や私たちの行動についてお知らせいたします。
県立医科大学付属病院小児科の診療状況について
3月22日より、外来診療を行っております。原則的に予約診療となっております。
不明な点は、付属病院小児科外来 024-547-1227にお問い合わせください。
医科大学構内の環境放射線測定値(15時前後の測定値)
5月12日 0.47マイクロシーベルト/時。健康に影響を及ぼす値ではありません。
これまでの医大構内および福島市の環境放射線量測定値はこちら。
発表されている福島市と医大構内の値には差がありますが、2地点の相違は初期飛散量の違いによるものであり、放射線量の推移から見て原発からの新たな放射能物質の大きな放出はないと考えられます。
3月25日より、大学構内のリアルタイム計測値を大学ホームページ上で閲覧できるようになりました。
福島市の飲用水環境放射能測定結果(3月18日〜20日は14時の測定値、21日以降は1日1回の測定、福島県発表)
放射性ヨウ素:4月11日から検出限界値未満が続いています。過去の値についてはこちら。
放射性セシウム;3月18日から検出限界値未満が続いています。
放射性ヨウ素に関しては、300ベクレル/kg(乳児に与える場合は100ベクレル/kg)を越える場合は飲用を控えること、代替となる飲用水が確保されない場合は摂取しても構わないこと、が厚生労働省より助言として出されています。
子ども・胎児に対する放射線被爆について
現在の外気環境放射線量は、小児にとっても健康に影響を及ぼすことはありません。
流通している食物に関しては、摂取しても健康障害の心配はありません。
県内の水道に関しては、飯舘飯舘簡易水道事業(4月5日 37.9ベクレル/kg、乳児に対する摂取制限措置中)以外は、摂取制限はありません。摂取制限中であっても、短期間の摂取では健康に影響を及ぼすことはありませんので、母乳は継続し、飲用水が確保できない場合は水分摂取を優先させて下さい。下記の学会からの見解を御参考にして下さい。
3月24日、日本産科婦人科学会より「水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内」が出されました。
3月25日、小児科学会・日本周産期新生児医学会、日本未熟児新生児学会から共同で「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する見解が出されました。
3月25日、日本核医学会から見解「微量に放射能汚染された飲食物の長期摂取に関して」が出されました。
食品および水の摂取制限の暫定規制値、人体への影響、ベクレルとシーベルトの換算などについては、食品安全委員会の報告書をご参照下さい。
NEW長崎大学 山下俊一教授と松田尚樹教授による放射線関連の講演が視聴することができます。
世界には自然放射線量が高い地域があり、この地域の研究をもとに、低線量放射線と健康リスクについての報告書が電力中央研究所より出されています。
NEW大学ホームページに「放射線Q&A」が掲載されました。
放射線被曝に対する安定ヨウ素剤の内服について
原子力発電所より新たに多量の放射線が放出された場合には、40歳以下の方は安定ヨウ素剤を服用する必要が生じる可能性はあります。しかし、現在の環境放射線量では内服する必要はなく、逆に不要な内服は甲状腺機能低下症などの障害をおこす可能性があります。
内服が必要な場合には備蓄からの配布が行われますので、関連自治体の指示に従って下さい。
日本核医学会から文書「被災者の皆様、とくにお子さんをお持ちの被災者の皆様へ」が出されています。
日本産科婦人科学会から文書「妊娠・授乳中女性へのご案内(特に母乳とヨウ化カリウムについて)」が出ています。
子どもの救急について
一般的な子どもの救急については、
福島県小児医療確保方策検討会(会長:当講座元教授、鈴木仁)が作成した「保存版:子どもの救急について」をご参照下さい。
福島県こども救急電話相談もご利用下さい。
被災地の避難所で生活する方々へ
日本未熟児新生児学会から「被災地の避難所で生活をする赤ちゃんのためのQ&A(ご家族向け)」が出ています。
災害に伴う急性ストレス障害・心的外傷後ストレス障害について、自閉症の方の支援ついて
非常に強い恐怖の体験を受けた小児は、心が混乱したせいで「急性ストレス障害」、長期化すれば「心的外傷後 ストレス障害」を起こすことがあります。
災害時のこどもの心のケアについて(日本小児精神医学研究会編)をご参考にして下さい。
被災したこどもと家族を支える方々のために、神戸大学 高田哲先生がおもに編集された「乳幼児をもつ家族をささえるために」が閲覧できます。
災害の際に、自閉症の方はとっさに人と気持ちを交わすことが難しく、取り残される危険があります。日本自閉症協会より支援専用ページが公開されています。
災害時も母乳育児を続けることは重要です。
母乳中の感染防御因子が被災者間で流行する可能性のある下痢やかぜから赤ちゃんを守ります。
人工乳が必要のないお子さんは母乳のみで、人工乳が必要なお子さんには衛生面に十分配慮した支援が必要です。
日本ラクテーションコンサルタント協会JALCから「災害時の母乳育児支援について」の案内が出されております。
福島県立医科大学小児科学講座、および県内の小児科医は、被災されたこどもたちのケアのため、各避難所を巡回しています。
3月26日付けの朝日新聞に「走る小児科医 避難所の命綱」という見出しで活動を取り上げていただきました。
同記事【アスパラクラブ アピタル震災特集 子どもの健康 守れ(3/28)】へのリンクはこちら。
3月24日からは、病院内各診療科とチームを組み、県内で診療が必要な地区を巡回しています。
活動は、【asahi.com 大震災特集 「動く総合病院」避難所へ 専門医ら福島で巡回チーム(3/29)】で紹介されています。リンクはこちら。
その他、多くの県内小児科医が連絡をとりながら、各避難所を訪問しております。
避難所の診療を行う一方で、子どもたちに絵本を送る運動を、県内外の当講座出身の医師が行っています。
3月24日26日、県内の小児科医院や小児科外来から寄付していただいた絵本を、県や保健センターを通して各避難所に送りました。
3月28日から、当講座出身の医師が診療所を巡回しながら、絵本を送る運動をしています。
避難所等で、絵本や学童用の本が必要な場合は、下記連絡先まで御連絡下さい。
絵本は、県内の医師や病院・医院からの寄付の他、下記団体よりご提供いただきました。ありがとうございました。
おかげさまで、現在、当面の間の支援に必要な絵本、学童書を確保できています。
日本国際児童図書評議会様、日本ユニセフ協会様、船橋ライオンズクラブ様、クリクリ様、メディカ出版様
自然豊かな福島県は戻ってきます。将来がある子どもたちを守り、育てていきましょう。

ご意見、ご要望などありましたら、下記連絡先まで。