肝胆膵・移植グループの研究テーマ及び実績
1.閉塞性黄疸時の肝部分切除後の肝再生についての基礎的検討 ー前初期遺伝子群の発現を中心としてー ラットを用いた総胆管結紮による閉塞性黄疸モデルで閉塞性黄疸の前後、黄疸肝部分切除前後で主に前初期遺伝子群(c-fos、c-jun)の発現について検討した。 閉塞性黄疸のみで前初期遺伝子群が一過性に誘導され、黄疸肝部分切除後では正常肝に比し、前初期遺伝子群が強い発現を認めた。前初期遺伝子群の発現は持続性の細胞増殖刺激と胆汁酸による誘導が考えられた。
1.閉塞性黄疸時の肝部分切除後の肝再生についての基礎的検討 ー前初期遺伝子群の発現を中心としてー
ラットを用いた総胆管結紮による閉塞性黄疸モデルで閉塞性黄疸の前後、黄疸肝部分切除前後で主に前初期遺伝子群(c-fos、c-jun)の発現について検討した。 閉塞性黄疸のみで前初期遺伝子群が一過性に誘導され、黄疸肝部分切除後では正常肝に比し、前初期遺伝子群が強い発現を認めた。前初期遺伝子群の発現は持続性の細胞増殖刺激と胆汁酸による誘導が考えられた。
ラットを用いた総胆管結紮による閉塞性黄疸モデルで閉塞性黄疸の前後、黄疸肝部分切除前後で主に前初期遺伝子群(c-fos、c-jun)の発現について検討した。
閉塞性黄疸のみで前初期遺伝子群が一過性に誘導され、黄疸肝部分切除後では正常肝に比し、前初期遺伝子群が強い発現を認めた。前初期遺伝子群の発現は持続性の細胞増殖刺激と胆汁酸による誘導が考えられた。
2.脂肪肝ラット部分肝切除後の肝再生過程における遺伝子発現と細胞増殖に関する研究 正常肝ラットとコリン欠乏食飼育による脂肪肝ラットモデルにそれぞれ70%肝切除を行い比較検討した。 脂肪肝ラットは正常肝ラットに比し生存率が低く、生存例では残肝重量回復が遅延していた。 また脂肪肝ラットでは前初期遺伝子群の発現が遅延していた。 これらのことから、脂肪肝では術後早期の再生能は維持されているものの、正常肝に比し再生速度が緩徐であると考えられた。
2.脂肪肝ラット部分肝切除後の肝再生過程における遺伝子発現と細胞増殖に関する研究
正常肝ラットとコリン欠乏食飼育による脂肪肝ラットモデルにそれぞれ70%肝切除を行い比較検討した。 脂肪肝ラットは正常肝ラットに比し生存率が低く、生存例では残肝重量回復が遅延していた。 また脂肪肝ラットでは前初期遺伝子群の発現が遅延していた。 これらのことから、脂肪肝では術後早期の再生能は維持されているものの、正常肝に比し再生速度が緩徐であると考えられた。
正常肝ラットとコリン欠乏食飼育による脂肪肝ラットモデルにそれぞれ70%肝切除を行い比較検討した。
脂肪肝ラットは正常肝ラットに比し生存率が低く、生存例では残肝重量回復が遅延していた。
また脂肪肝ラットでは前初期遺伝子群の発現が遅延していた。
これらのことから、脂肪肝では術後早期の再生能は維持されているものの、正常肝に比し再生速度が緩徐であると考えられた。
3.脂肪肝における虚血再潅流時の前初期遺伝子群の発現と細胞増殖に関する研究 正常肝ラット、コリン欠乏食飼育による脂肪肝ラット、脂肪肝にportosystemic shunt(PS shunt)を持つラットモデルを作成し肝虚血再潅流を行った。 生存率は脂肪肝では正常肝に比し不良だったが、PS shuntの形成で正常肝と同等となった。 脂肪肝は正常肝に比し門脈鬱血の影響を受けやすく、前初期遺伝子群の発現が遅延していた。 またアポトーシスは門脈鬱血の有無にかかわらず3、6、12時間後に認められた。
3.脂肪肝における虚血再潅流時の前初期遺伝子群の発現と細胞増殖に関する研究
正常肝ラット、コリン欠乏食飼育による脂肪肝ラット、脂肪肝にportosystemic shunt(PS shunt)を持つラットモデルを作成し肝虚血再潅流を行った。 生存率は脂肪肝では正常肝に比し不良だったが、PS shuntの形成で正常肝と同等となった。 脂肪肝は正常肝に比し門脈鬱血の影響を受けやすく、前初期遺伝子群の発現が遅延していた。 またアポトーシスは門脈鬱血の有無にかかわらず3、6、12時間後に認められた。
正常肝ラット、コリン欠乏食飼育による脂肪肝ラット、脂肪肝にportosystemic shunt(PS shunt)を持つラットモデルを作成し肝虚血再潅流を行った。
生存率は脂肪肝では正常肝に比し不良だったが、PS shuntの形成で正常肝と同等となった。
脂肪肝は正常肝に比し門脈鬱血の影響を受けやすく、前初期遺伝子群の発現が遅延していた。
またアポトーシスは門脈鬱血の有無にかかわらず3、6、12時間後に認められた。
4.インスリン依存性糖尿病(IDDM)時の全肝虚血再潅流における門脈体循環バイパスの有効性について 正常肝ラット、streptozotocin誘導糖尿病ラット(IDDM肝)、IDDM肝にPS shuntラットモデルを作成し全肝虚血再潅流を行った。 正常肝に比しIDDM肝での生存率は不良であったが、PS shuntが形成されていれば正常肝と同じ生存率となった。 また前早期遺伝子群の発現はIDDM肝では遷延したが、PS shuntがあれば正常肝と同様の発現様式をとっており、IDDM肝では鬱血の影響を受けやすいと考えられた。
4.インスリン依存性糖尿病(IDDM)時の全肝虚血再潅流における門脈体循環バイパスの有効性について
正常肝ラット、streptozotocin誘導糖尿病ラット(IDDM肝)、IDDM肝にPS shuntラットモデルを作成し全肝虚血再潅流を行った。 正常肝に比しIDDM肝での生存率は不良であったが、PS shuntが形成されていれば正常肝と同じ生存率となった。 また前早期遺伝子群の発現はIDDM肝では遷延したが、PS shuntがあれば正常肝と同様の発現様式をとっており、IDDM肝では鬱血の影響を受けやすいと考えられた。
正常肝ラット、streptozotocin誘導糖尿病ラット(IDDM肝)、IDDM肝にPS shuntラットモデルを作成し全肝虚血再潅流を行った。
正常肝に比しIDDM肝での生存率は不良であったが、PS shuntが形成されていれば正常肝と同じ生存率となった。
また前早期遺伝子群の発現はIDDM肝では遷延したが、PS shuntがあれば正常肝と同様の発現様式をとっており、IDDM肝では鬱血の影響を受けやすいと考えられた。
5.肝虚血再潅流障害に対するIschemic preconditioning(PC)の効果 片葉の門クランプしPCを行い、脈を5分、及び10分間その後40分間の肝虚血を加えた。 もう一方の片葉はこの間バイパスとして用いその後切除した。PCを行うことで肝逸脱酵素、ヒアルロン酸の上昇が軽減し、C-junの発現が有意に減弱し、組織壊死率も低下した。 PCは肝再潅流障害に対し細胞壊死を抑制し、それに伴う細胞増殖反応も軽減することが明らかになった。
5.肝虚血再潅流障害に対するIschemic preconditioning(PC)の効果
片葉の門クランプしPCを行い、脈を5分、及び10分間その後40分間の肝虚血を加えた。 もう一方の片葉はこの間バイパスとして用いその後切除した。PCを行うことで肝逸脱酵素、ヒアルロン酸の上昇が軽減し、C-junの発現が有意に減弱し、組織壊死率も低下した。 PCは肝再潅流障害に対し細胞壊死を抑制し、それに伴う細胞増殖反応も軽減することが明らかになった。
片葉の門クランプしPCを行い、脈を5分、及び10分間その後40分間の肝虚血を加えた。
もう一方の片葉はこの間バイパスとして用いその後切除した。PCを行うことで肝逸脱酵素、ヒアルロン酸の上昇が軽減し、C-junの発現が有意に減弱し、組織壊死率も低下した。
PCは肝再潅流障害に対し細胞壊死を抑制し、それに伴う細胞増殖反応も軽減することが明らかになった。
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