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神経精神医学講座
Department of Neuropsychiatry
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教室紹介
当講座は丸井琢次郎初代教授により昭和20年12月に開講され、熊代 永 二代目教授に引き継がれた後、平成4年より現在の丹羽真一教授により主宰されている。 当講座は精神医学の方法の中では生物学的精神医学を重視しつつも、心理社会的方法をバランスよく採用して精神科臨床活動と精神医学研究活動に携わってきた歴史をもっている。 すなわち、精神現象は脳の機能の産物であるという考えに立ち、異常な精神現象の生理学的、薬理学的、組織病理学的な研究を行ってきた。 同時に、異常な精神状態や不健康な心理状態が心理・社会的要因との相互作用によって発現する機序、心理・社会的要因が治療効果をあげる機序を明らかにすることで、精神疾患を総合的に捉えられるようになることを目指している。 診療活動としては、障害者のノーマリゼーションの理念に沿って、ディケア治療の中で生活技能訓練(SST)を重要なプログラムとして行いながら統合失調症などの慢性精神疾患のリハビリテーションを大切にして治療成績向上をはかることを中心的な重要課題に据え、小児・思春期精神疾患、てんかん、アルコール依存、認知症、リエゾン精神医学など多様なニーズに応える診療活動を引き続き発展させ、その中で疾患とその治療法の研究を行ってゆく方針である。
研究活動
当講座では多彩な研究活動が行われているが以下にその主要なものを紹介する。
1. 統合失調症の発病機序と治癒機序の臨床的・基礎的研究
・ 統合失調症患者の生活技能獲得と記憶機能の関連についての研究
・ 統合失調症患者の生活障害治療の効果をあげる薬物療法の研究
・ 統合失調症患者の滑動性追跡眼球運動障害の認知行動療法による改善の研究
・ 簡易精神生理テストバッテリーや脳画像計測・事象関連電位計測による統合失調症患者の機能障害の評価
・ 統合失調症モデルとしての幼若期海馬障害ラットの生化学的・電気生理学的検討
・ 覚醒剤やフェンサイクリジンを用いた統合失調症動物モデルの生化学的・電気生理学的研究
2. 気分障害の病態生理と治癒機序の臨床的・基礎的研究
・ 培養細胞の細胞内情報伝達を指標とした抗うつ薬と感情調整薬の作用機序についての基礎的研究
・ SPECTを用いた脳血流計測による気分障害患者の脳機能障害の研究
3. 精神疾患の死後脳の組織学的・分子生物学的研究
・ 当事者積極的参加方式による精神疾患死後脳ブレインバンク構築の研究
・ 統合失調症死後脳を用いた統合失調症海馬の組織学的研究
4. 精神神経疾患の病因と治癒機序についての分子遺伝学的研究
・ 当事者積極的参加方式による精神疾患のDNA バンク構築の研究
・ てんかん、統合失調症の病因関連遺伝子同定の研究
5. ADHDの精神医学における意義の再評価の研究
・ Adult ADHDの精神症状発現と薬物治療に関わるモノアミン信号伝達異常の研究
6. 児童精神疾患の治療法の研究
・ 特異的学習障害患者の行動障害改善のための小児SSTの研究
・ 自閉症の親のための家族教育プログラムの研究
7. 心身医学・リエゾン精神医学の臨床的研究
・ 整形外科領域の疼痛患者の心身医学的評価尺度開発の研究
・ 乳癌患者の抑うつにおける心理的、社会的諸側面の評価研究
8. 老年期認知症の治療法に関する臨床的研究
・ もの忘れ外来を通した認知症患者の薬物療法とその臨床生理学的な効果判定についての研究
9. てんかんの認知機能障害についての認知科学的研究
・ てんかん患者の記憶機能とてんかん病態の関連に関する生理学的、薬理学的研究
教育活動
1. 精神医学の卒前教育は、将来精神科の専門医になるのではない人を対象とした内容で行う。 精神科医になるのではない人が多く遭遇するであろう疾患や、精神科と精神科以外の科との間のリエゾン精神医学の対象となる疾患についての教育を重視して行う。 講義への質問を積極的に質問用紙に記入して提出することを奨励し、それらの質問へ文書で回答することを講義内容の理解促進のために行う。 講義の内容を一定のフォーマットに従ってプリントにして配布する。
2. 卒後教育は5年間を一区切りとする。 初期の2年間を大学病院で研修し、次の2年間を市中病院で研修する。 5年目の一年間を再び大学病院で研修する。 初期の2年の間に3ないし6ヶ月間を他科研修に当てる。 3年目の一年間は希望により東大付属病院心療内科で研修することができる。 この5年間に精神医学の幅広い知識と治療技術を身につけることができるために、多様な患者を診察・治療できるよう配慮されている。 精神医学の基礎的知識を学ぶための研修医セミナーがきちんとプログラム化されている。 なお、当科は現在心身医学認定医の資格を得るための研修機関にも指定されている。
詳細情報
本学附属病院心身医療科が施行しているプログラムについて【パンフレット(21年度分)より】
● 外来服薬教室 <JPG> <PDF>
● 症状自己管理教室 <JPG> <PDF>
● 家族交流会/家族会 <JPG> <PDF>
● 子どもソーシャルスキル教室 CSST <JPG> <PDF>
● 禁煙外来 <JPG> <PDF>
● 知ってガッテン!相談室 <JPG> <PDF>
● デイケア(SSTを含む) <JPG> <PDF>
お問い合わせ・お申し込みは、この用紙(PDF)をご利用ください。
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