脳神経外科学講座

Department of Neurosurgery

 

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2014.04.01 

教室紹介

  


 福島県立医科大学附属病院では、常に患者さんの立場に立った治療を基本とし、最新でレベルの高い医療を提供することを目標として24時間態勢で診療にあたっています。また、脳神経外科学講座は基本方針として教育重視を掲げています。特に手術教育を中心とした若手医師の育成に取り組んでおり、教室員がやりがいを持って診療・教育・研究にあたることのできる環境作りを目指しています。
 福島県立医科大学脳神経外科学講座は1982年4月に開設されました。開設当初から講座を指導された児玉南海雄教授は、脳血管障害の外科治療を中心に実績をあげ、脳血管障害や術中モニタリングの臨床および研究業績は全国的に評価されて、多くの全国学会を主催されました。教室は順調に発展し、約50名となった同門は、福島県内の関連病院を中心に活躍しています。
 児玉南海雄教授が定年退官されたあと、2009年1月に齋藤 清教授が着任しました。齋藤教授が取り組んできた脳腫瘍および頭蓋底外科手術分野が加わり、脳神経外科学講座は新たな発展期をむかえています。齋藤教授が専門とする脳深部や頭蓋底部の難しい頭蓋底手術、佐久間潤准教授、佐藤 拓講師、岸田悠吾講師が専門とする神経内視鏡手術、佐久間准教授が専門とする小児神経外科手術、市川優寛講師が専門とする難治性てんかん、パーキンソン病などの不随意運動、頑痛などに対する機能的脳神経外科手術、織田惠子助手が専門とする脳血管内治療、佐久間潤准教授、佐藤 拓講師を中心に皆で取組んでいるバイパスなどの高度な脳血管障害手術など、困難な手術を必要とする多くの患者さんが紹介されてきます。福島県立医科大学は専門治療を要する各種の脳神経外科疾患に対応し、関連病院と連携して福島県の医療を支えています。

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研究活動

 

実際に臨床の場に還元される研究を中心に、脳血管障害、手術中のモニタリングや蛍光撮影などの研究を行ってきました。さらに学外や学内の基礎講座に協力をお願いして、新しい研究にも取組んでいます。
 
新しい手術法の開発 
  患者様に負担の少ない低侵襲手術、特に神経内視鏡による手術法や手術機器を開発し、適応疾患の拡大に取組んでいます。 

髄膜腫の遺伝子解析 
  細胞科学研究部門と協力して、病理診断では判定できない浸潤性、再発、悪性転化などに関与する遺伝子の機能を研究しています。

 

血管

脳脊髄液の糖タンパク解析  
 
生化学講座と協力して、脳脊髄液中に存在する特異的な糖タンパクと疾患との関係を研究しています。

 誘発電位による術中脳・神経機能モニタリング 
  より安全に手術を行うために、脳神経機能、運動・感覚神経機能、視機能など各種のモニタリング法を開発し臨床応用しています。

術中蛍光血管撮影  
 
手術顕微鏡を通して血管内の血流を観察する蛍光血管撮影を開発し臨床応用してきました。さらに普及を進めるための新しい機器を開発しています。

神経線維腫症2型(NF2)に対する治療開発  
 
神経鞘腫や髄膜腫が多発する遺伝性疾患のNF2は難病に指定されています。この調査を行い、治療指針を策定し、新しい治療法の開発を行っています。

くも膜下出血後の脳血管攣縮の予防  
 
ウロキナーゼとアスコルビン酸を用いた脳槽灌流療法を開発して臨床応用し、症候性脳血管攣縮の発現率を著しく低下させています。

CT三次元画像の臨床応用  
 
三次元CT脳血管撮影、動静脈分離血管撮影、くも膜下出血量の定量、3次元画像による手術シミュレーションなどを開発し臨床応用しています。

教育活動

①学生教育
5年生を対象としたBed side learning (BSL)では、1週間のプログラムで手術見学、病棟実習を行っています。病棟では文字通りベッドサイドでの実習を主体とし、患者さんへの接し方も含めて総合的な実習を行います。

 6年生を対象としたadvanced BSLは4週間のプログラムです。最初の2週間は関連病院で第一線の現場を体験し、患者さんの搬入から救急処置、手術、術後管理までの流れを体験していただきます。後半の2週間は大学附属病院で5年生を指導しながら、より実践的な臨床実習を行います。希望者には講座研究室の手術用顕微鏡を使用して、顕微鏡手術の基本についても学べるようにしています。またDVDやビデオなどの視聴覚教材を用いて、様々な分野の手術が学べるように配慮しています。
 
 
 
②卒後教育 
  初期研修プログラムでは、関連病院と大学病院にて積極的に臨床に参加していただきます。後期研修プログラムでは、日本脳神経外科学会のプログラムにそって大学病院と関連病院をローテートしながら指導医の下で臨床の実力を養います。研修3~4年目には病棟医長として総合的な判断力、応用力を身につけ研修終了後には専門医取得を目指します。現在までに当科での専門医合格率は100%です。また学位取得にむけた研究も行えるように時間的、経済的な配慮をします。後期研修開始と同時に大学院に進学することも可能です。専門医取得後はさらに高度の技術、subspecialty習得を目指します。これら技量の向上もさることながら医師である前に一人の社会人としての常識を身につけ、人間性を養う教育も行っています。 

詳細情報

 

 

 

 

 

 お問い合わせはこちらへ・・・・・・neuro-s@fmu.ac.jp