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消化管外科 / 肝胆膵・移植外科 (旧 第一外科)

スタッフ紹介
後藤 満一
診療科部長
後藤 満一(教授)
氏名 職名 専門分野
後藤 満一 教授 消化器外科
斎藤 拓朗 医監兼教授 肝・胆・膵外科、移植
見城 明 准教授 肝・胆・膵外科、移植
丸橋 繁 講師  肝・胆・膵外科、移植
木村 隆 学内講師 肝・胆・膵外科、移植
大須賀 文彦 学内講師 消化管外科
佐瀬 善一郎  助教 消化管外科
遠藤 久仁 助教 消化管外科

 

診療科の紹介とアピール

 我々の診療の基本は、理論に基づく適切な治療を安全かつ確実に患者様に提供する事であります。ガイドラインがある場合はそれに準拠し、ガイドラインが無い場合でも我が国における標準的治療法を提供するようにしています。また、種々の疾患でクリニカルパスを作成し、標準的治療経過を予めお示しするようにしています。患者様はいろいろな悩みや不安を抱えて受診されますので、丁寧かつ親切に応対し、きめ細やかな医療を提供できるように努めております。
 悪性疾患としましては食道、胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆嚢、胆管などの悪性腫瘍(癌)を扱っております。手術に際しては進行程度に応じた適切な手術療法を選択しております。即ち、早期の癌に対しては内視鏡下治療、胸腔・腹腔鏡下手術などを含めた低侵襲手術を導入し、進行した癌に対しては、標準的手術や拡大手術を行っております。いずれの場合におきましても、手術による負担を出来るだけ軽くする事、臓器機能を温存する事に主眼を置き、術後の患者様の苦痛やQOLの低下を予防するようにしております。
 また、化学療法(抗癌剤治療)は術前、術後の患者様ばかりでなく、切除できない患者様や、再発された患者様にも行っております。更に、樹状細胞を用いた細胞免疫療法も実施しています。
 良性疾患としましては食道アカラシア、潰瘍性大腸炎、クローン病、肝血管腫、胆道拡張症、胆石症などに対して、患者様に負担の少ない腹腔鏡下手術を導入し、良好な成績を得ております。 臓器・組織移植の分野では、平成27年9月末の段階で57例の生体部分肝移植を行っています。また、脳死膵臓移植の実施認定施設として、平成13年7月以来、3例の膵腎同時移植を施行しました。膵島移植では、膵・膵島移植研究会でGMP対応の膵島分離凍結施設として認定され、東北・北海道で初の膵島移植を実施しました。

診察予定 ( 専門外来等の案内 )平成27年10月1日 現在
曜日
初診・再診
(専門外来)

多田
(消化管)
渡邊淳一郎
(肝・胆・膵、移植)

佐瀬
(消化管)
丸橋・佐藤直哉
(肝・胆・膵、移植)
遠藤
(消化管)
見城・渡邊淳一郎
(肝・胆・膵、移植)
大須賀・多田
(消化管)
木村
(肝・胆・膵、移植)
遠藤・花山寛之
(消化管)
見城
(肝・胆・膵、移植)
診療の詳細案内
病名・病態 必要な診療 当科の対応方法
食道癌 食道造影、内視鏡検査、頚胸腹部CT
超音波内視鏡検査
センチネルリンパ節検査、NBI
進行度に応じた胸腔鏡下手術を含む適切な手術、化学療法
食道良性疾患
(アカラシア、食道裂孔、ヘルニアなど)
食道造影、内視鏡検査 胸腔鏡もしくは腹腔鏡下手術を実施します。
胃癌 上部消化管内視鏡、超音波内視鏡検査、NBI、上部消化管造影 進行度に応じた適切な手術、化学療法、放射線療法を実施します。
大腸癌 下部消化管内視鏡検査
下部消化管造影検査
進行度に応じた適切な手術、化学療法、放射線療法を実施します。
炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎、クローン病等)
消化管内視鏡検査
消化管造影検査
病態に応じた手術術式選択
急性腹症
(消化管穿孔、虫垂炎、イレウスなど)
肝、脾、消化管の外傷
腹部単純X線写真、腹部CT
腹部超音波検査
夜間、休日でも救急対応します。
救急科と協力し迅速に対応します。
肝臓癌 腹部CT、MRI検査、腹部超音波など 肝切除とともに、病態に応じての免疫療法の併用あるいは肝臓移植を行ないます。
膵癌 腹部超音波検査、MRCP
腹部CT、PET検査など
膵切除に術前化学療法と放射線療法を組み合わせた治療及び進行膵癌に対する免疫療法を行なっていきます。
胆道癌
(胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌)
腹部超音波検査、MRCP、ERCP
造影CT、PET検査
病態に応じて門脈塞栓療法を組み合わせることにより根治性の高い切除を目指しています。非切除例では胆道ステントとや化学療法を組み合わせた治療を行います。
移植 腹部超音波検査、造影CT、MRI検査、HLA検査、肝生検など 肝不全に対する肝臓移植、I型糖尿病に対する膵臓あるいは膵島移植を行なっています。
公立大学法人福島県立医科大学附属病院 肝胆膵・移植外科(旧第一外科)
(外来) 電話024-547-1220 FAX 024-548-2735
(医局) 電話024-547-1111(内線2334) FAX 024-548-2735
ホームページ http://www.fmu.ac.jp/home/surgery1/index.html