研究成果情報・学会等表彰 (研究成果)

米国科学誌「International Journal of Cardiology」 掲載 〔平成28年6月〕

Prognostic significance of periodic movements during sleep
in heart failure patients

(心不全患者における周期性四肢運動障害の影響に関する研究)





 

 



義久 精臣
( よしひさ・あきおみ )
循環器内科学講座 准教授

 

研究グループ:
義久精臣、鈴木 聡、菅野優紀、滝口 舞、佐藤彰彦、三浦俊輔、益田淳朗、横川哲朗、清水竹史、中村裕一、山内宏之、大和田卓史、阿 部諭史、佐藤崇匡、及川雅啓、齋藤修一、竹石恭知

 概要

論文掲載雑誌: 「International Journal of Cardiology」  〔2016 Jun. 1〕

周期性四肢運動障害 (以下PLMs)は就寝中の下肢の律動を来たす睡眠障害の一種である。PLMsにより交感神経活動の亢進を来し、高血圧、左室肥大、不整脈などの心血管疾患が増加することが近年報告されている。
我々はPLMsを合併した心不全患者の特徴と予後への影響を明らかにするため検討を行った。2009年から2012年に当院に入院し終夜睡眠ポリグラフ検査を実施した心不全患者114例を対象に観察研究を実施した。PLMs index 30以上のSevere PLMs群 18例とNon-severe PLMs群 96例に分類し、2群間における患者背景、心臓超音波検査(心機能)、心肺運動負荷検査(運動耐容能)所見ならびに心臓死発生率について比較検討を行った。Severe PLMs群の特徴として、慢性腎臓病の合併が高率であった。心臓超音波検査では心機能に差を認めないものの、運動耐容能が低値であり、心臓死発生率は高値であった。さらに、PLM indexは心不全患者における独立した予後予測因子であることが判明した。
心不全患者におけるPLMsの存在は運動耐用能低下や潜在的な予後不良因子である可能性が示唆された。

(義久 精臣)

連絡先

公立大学法人福島県立医科大学 医学部 循環器内科学講座  義久 精臣
電話 024-547-1190 / FAX 024-548-1821
講座ホームページ http://www.fmu.ac.jp/home/int-med1/intmed1main.htm
メール  (スパムメール防止のため、一部全角表記しています)

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