FUKUSHIMAいのちの最前線
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第5章次世代へ伝えるFUKUSHIMA いのちの最前線569である。 今回の実施にあたり、日本甲状腺学会、日本内分泌外科学会、日本甲状腺外科学会、日本超音波医学会、日本超音波検査学会、日本小児内分泌学会、日本乳腺甲状腺超音波会議の支援を受けている。この7学会から構成されている甲状腺検査専門委員会診断基準等検討部会により、診断基準の運用、実施者の条件、学外認定施設の選定などを行っている。 実施者の条件としては、一次検診では日本甲状腺学会専門医、日本内分泌・甲状腺外科学会専門医、日本超音波医学会専門医(体表ないし総合)、日本超音波検査士(体表)、日本内分泌学会専門医(小児科)を目安としている。二次検診では、少なくとも日本甲状腺学会専門医(ないし日本内分泌・甲状腺外科専門医)と日本超音波学会専門医(体表ないし総合)が在籍している施設が望ましいとの諮問を受けている。 長きにわたる実施計画を考慮し、福島県立医大以外の県内拠点の整備、県内医療従事者の多くの参加も検討している。その際に上記要件に満たない場合には、甲状腺超音波講習会等を多数実施し、参加できる認定体制を整える予定である。文 献1)http://www.nsc.go.jp/ad/pdf/hyouka.pdf2)鈴木眞一、日本乳腺甲状腺超音波会議、甲状腺用語診断基準委員会編:甲状腺超音波ガイドブック改訂第2版、南江堂、東京、2012, p28.3)日本超音波医学会用語・診断基準委員会:超音波医学38:27, 2011.子供たちの未来を守るために

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