FUKUSHIMAいのちの最前線
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444東日本大震災における対応しかし、強い余震が続き、手術は中断できるところで終了し避難するよう指示がでました。全患者の退室が完了したのは発災後約2時間でした。全患者の退室後、各手術室担当の看護師をサプライホール中央へ集合し、各部屋の状況を報告してもらいました。天井から粉塵が落ちてきました市内の状況については、情報がほとんど入らない中、市内数か所で火災発生や福島学院大学の校舎がつぶれたと情報があり、多数の外傷患者が搬送されるだろうと予想しました。当院の近くでは、がけ崩れで1名生き埋めになり死亡者がでました。

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