FUKUSHIMAいのちの最前線
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334表3 志願検案医師へのアンケート結果アンケート回答数 6名(配布7名)問1.年齢40歳代1名50歳代5名問2.検案への参加経緯学内有志を募った法医学教授からの依頼法医学講座から話があった大学から要請があった福島県警から医大へ医師の派遣要請があった問3.1 検案場所(延べ人数)アルプス電気工場6名原町スポーツセンター1名津島中学校体育館4名問3.2 検案に従事した日数検案日数3日4日5日4名1名1名問3.3 検案体数検案体数3体5体6体2名3名1名問4.検案での死因判断や死体所見採取時に困ったこと(記述回答)法医学的基礎知識に欠けるため、踏み込んだ判断ができなかった。特に溺死以外の判断が困難であった。科学的根拠を持って死因を判断するのは難しい。年齢についても、歯科の先生に依頼した。法医学の知識が無いため ①死因がわからない。②震災が原因ではない死体を見逃す恐れがある点が不安でした。ただ、いつも法医の先生がそばについて下さったので、なんとかなりました。問5.検案業務以外(例:移動手段、防寒用具、食事、連絡手段など)で困ったこと(記述回答)警察の方々がよくcareしてくれたので不便はなかった。津島中学校は放射線量が高いし、長期滞在による外部被曝が少し気になった。特に若い警察官への影響。問6.警戒区域からの遺体検案で困ったこと(例:放射線量、測定方法など)(記述回答)法医学的基礎知識に欠けるため、踏み込んだ判断ができなかった。特に溺死以外の判断が困難であった。問題なかった。気にしてはいない。除染してから搬入していたので困ったことはなかった。表3つづく福島県の被災状況と検案医体制の推移に関する調査

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