全国機関 衛生学公衆衛生学教育協議会

The Japanese Association of Directors of Departments of Hygiene & Public Health at Medical Schools

平成25年度シンポジウム「もう一つの医師不足−行政医師(保健所長)育成をどうするか−」

日時:2013年12月7 日(土)午後1時半〜5時

世話人:京都府立医科大学大学院 渡邊能行
後援(予定):厚生労働省、京都府、全国保健所長会


会場:京都府立医科大学大学院(京都市上京区)基礎医学学舎1階第1講義室

目的:現在の保健所長の配置状況や職務の実態について関係者の間で共通認識をもち、今後の医学部の社会医学教育の中で、行政医師(保健所長)育成をどうするかについて、その方向性を探ることを目的とする。

発表者

対象:社会医学教員、行政関係者、社会医学に関心のある医学科学生、大学院生、医師、 一般府民・市民

申込方法:準備の都合のため、@氏名(ふりがな)、A性別、B連絡先(住所、所属、電話番号、e-メールアドレス)を明記の上、下記e-mail連絡先まで送付下さい。

申込締切:11月末日

連絡先:京都府立医科大学大学院医学研究科地域保健医療疫学 事務担当水野宛
(附属脳・血管系老化研究センター社会医学・人文科学部門)
〒602-8566京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465
Tel : 075-251-5789 Fax : 075-251-5799 e-mail:syakaii@koto.kpu-m.ac.jp

本シンポジウムの背景:全国機関衛生学公衆衛生学教育協議会では、医学部における社会医学教育に関する情報交換を行い、社会医学教育の向上と後進の育成を図っている。その一環として毎年夏期に「社会医学サマーセミナー」を厚生労働省厚生科学課の支援を得て実施してきたが、行政医師の中でも保健所長育成については国立保健医療科学院における履修コースがあることや全国保健所長会の所掌することでもあり、また教育協議会会員の地域における立場の相違もあり、あまり話題になってこなかった。提案者の渡邊は平成24年8月に第18回社会医学サマーセミナーを担当し、京都府保健所長会会長の和田山城北保健所長からご講演いただき、参加医学生からの評価も高いセミナーとなった。他方で、京都府立医科大学は京都府が設置する公立医科大学として京都府の保健医療福祉行政に深く関わりをもち、大学の中に医療センターという中二階の組織をおき、京都府の保健所長は同時に京都府立医科大学の教員を併任することとなっている。実際、講演いただいた和田山城北保健所長も京都府立医科大学医療センターの一員として大学院医学研究科准教授を併任していただいている。このような制度を持つ京都府の保健所長人事も、地域における病院臨床医不足と相俟って、特に京都府北部3保健所は単身赴任せざるを得ない地理的条件もあって近年難渋することとなっており、提案者は京都府健康福祉部関係者から多くの助言を求められることとなっている。京都府以外の地域においても保健所長が欠員の保健所が数多く認められ、全国保健所長会のホームページにおいても常時行政医師(保健所長)の公募がなされている。 そこで、本シンポジウムを企画し、開催することとした。


衛生学公衆衛生学教育協議会 2013