≡福島お達者くらぶだより≡
2018年 4月 1日発行 通算 第87号
6月に講演会を行います
福島お達者くらぶでは、以前は3年毎くらいに公開のセミナーを行って、外から招いた講師やお達者くらぶスタッフの講演、また本人や家族の体験談を聴かせてもらってきました。しかし、大震災などもあって、この10年ほどはそのような活動を行うことができませんでした。
そのような中、福島お達者くらぶの活動は昨年の秋で四半世紀(25年)を経過、それは東京・大阪以外の地方都市としては他にはない長い歴史となっています。その記念にセミナー・講演会を行いたい、しかし秋は日が短くて終わったら真っ暗になってしまうから春になったら行おうと考えていました。その講演会を日本摂食障害協会との共催で行うことになりました。
日本摂食障害協会は、この病気に取り組むには(医療面だけでなく)社会的な活動も必要だとして2年前に設立された組織ですが、その活動の一つとして地方都市での講演会を行っています。それを今年は福島で行ってもらえることになったので、福島お達者くらぶと共催の形で、6月のミーティングの日に講演会を行うことにしました。
ふだんのお達者くらぶの活動と違った摂食障害の姿などを聴けると思いますので、ぜひ参加できるように、その日を空けておいてください。
日本摂食障害協会主催 「摂食障害」講演会
1)日時:2018年6月9日(土)午後2時〜5時
2)場所:福島県立医科大学 8号館(看護学部棟)
N301講義室
3)参加:当事者・家族・支援者など、どなたでもご参加いただけます(参加無料)
当日、少し早い目に、8号館(看護学部棟)3階にお越しください
4)プログラム
基調講演: 西園マーハ文(精神科医 日本摂食障害協会理事 白梅学園大学教授)
「摂食障害治療の鳥瞰図と虫瞰図〜回復の道筋を見つけよう〜」
シンポジウム「いろいろな立場から見る摂食障害」
香山雪彦「福島で摂食障害の医療とサポート活動にかかわってきて」
家族 「家族のおもい〜苦しみと喜び〜」
本人 「回復とは、愛されること愛すること」
フリーディスカッション
基調講演者、シンポジスト、会場の人たち
メンバーの人たちからのメール
メンバーの人たちから届いたメールを皆様にも届けたいと思います。
その一人(恵子さん)はお達者くらぶ創設から間もない頃の古いメンバーです。東京のNABAにも参加しながら凄まじく苦しかった日々を送ってこられた、その途上では私たちスタッフとの衝突もありました。しかしその年月を生き延びて、今の人生を得られました。元日に送った前号を読んで、現在の様子を皆様へのメッセージとして送ってくれました。
もう一人のチアキさんは、大雪が心配だった奥会津から今年1月のミーティングに初めて参加してくれました。その時の想いをあふれ出してきたような言葉で書いてくれたのですが、初めての出会いの感動が躍動して伝わってきます。
そのように、お達者くらぶにとっては対照的な経歴の2人のメッセージを同時に届けられるのは、スタッフとして大きな喜びです。
福島お達者くらぶのみなさま(恵子)
明けましておめでとうございます
昨年も今年もたよりなどいろいろありがとうございました!
今年でわたしも介護の仕事を始めて2年になります。
慣れてきたからこその楽しさと大変さのなかにいます。
感謝を忘れるとすぐ不平不満が出ます。できない自分へのいらだちも。
それでも、患者様の姿に癒されています。人は何も役に立つことができなくても(と思われる寝たきりの状態でも、言葉を発せなくても)生きているだけですばらしいと、思わせてもらえることは、否定的な自分に光をさしてもらえます。
昨年はナバでかつて出会えてた仲間たちと、たくさん再会、分かち合うことができました。今年もたぶん多くの仲間に出会い直しができると信じています。
時に疲れすぎて、勝手に孤独の闇にはいることもまだあります(泣)
もう嫌だと投げ出したくもなります。
それでも、そんななかでも、ふとしたことで救われ、また、普通の今日一日を終えることができます。
いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない。そんな毎日を過ごしています
今度の新しいミーティングにも参加してみたいです。
少してもまだ孤独のなかにいる摂食の方々が、同じ悩みを持つ仲間たちに出会えますように
それでは、では、
今年もよろしくお願いします。
初めてミーティングに参加して (チアキ)
こんばんは。夜分のメールですみません。
今日、初めて参加させていただきました、奥会津の町のチアキです。
本日はありがとうございました。
帰りは自信がなかったので、土湯峠は通らずに教えていただいたルートで帰宅しました。
無事到着することができました。
今日はミーティングに参加することができて、本当に良かったです。感想と感謝をお伝えしたかったのでメールしました。(ちょっと長くなってしまいますが、、。)
ミーティングでも述べましたが、今日参加することにとても不安と緊張がありました。でも部屋に入って自分の名前を伝えた時、スタッフの方々が笑顔で「遠いところ、よく来てくれましたね。」と言ってくださり、なんだかとても嬉しく思いました。緊張が和らいだ瞬間です。
最初は「何を話せば良いのだろう。」と思い戸惑いました。私は人の顔を伺う、常に場の空気を読むということが習慣になってしまっていて、1番最初に自分のターンが来た時、「あまり変なことや、突っ込んだ話はしない方が良いのかな。」と当たり障りのない事を話しました。
だけど、参加された他のお二人のお話で、自分にも共感できること。摂食障害以外にも悩みがあること。家族のこと。私と同じ症状を持つ人の、ありのままの現状を聞く事が出来て、自然と自分も今まで人には言えなかったことを、あの場で話すことができたのです。
1度話し始めると、止まらないのですね!(笑)自分でびっくりしました。少し話しすぎてしまったようにも思います。
自分のモヤモヤしている事を言葉にしてみると「ああ、私はこんな風に感じていたのか。悩んでいたのか。」不思議と気持ちが少しずつ整理されていくような気がします。
参加されたお二人をとても素敵な方だなぁと思いました。治そうと、変わろうと努力している。お話された事に対して、個人の感想を言うのはミーティングの主旨に反するのかなぁと思い黙っていましたが、、素敵な方たちでした。
たくさん共感できることがあって、自分も少しスッキリした気持ちになり、たった2時間でしたが本当に充実した時間を過ごす事ができました。
車に戻ってから、福島お達者くらぶのHPを見つけて私に勧めてくれた友人に電話をしながら泣きました。嬉しくて。
ただ、残念だったことは緊張の糸が解けたのか、衝動にかられて終了後すぐに、近くにあったスーパーに寄って、菓子パンを買って、(今レシートを見たら10個も)過食しながら帰ったことです!!奥会津には大きいお店が無いので、他所のスーパーは色んな食べ物が沢山あって、楽しいです。アレもこれも欲しくなりますね!
今日は過食しないつもりだったのに、、。自分の心の弱さが憎いです。でもミーティングで得ることができた喜び?の方が大きかったのか、自責の念がいつもより無かったです。
最後に、ミーティングに集まるのは不思議な魅力のある方たちですね。今日初めてお会いしたのに、なんだか安心するのです。
何度も言ってしまいますが今日思い切って、参加して本当に良かったです。
仕事の関係で、次回参加できる時まで、少し間が空いてしまうかもしれないので、今日感じたことをどうしてもお伝えしておきたかったのです。
大変、長文になってしまい申し訳ありません。
そして考えながらメールを打っていたら、日をまたいでしまいました!
完全に自己満足のメールなので、返信は不要です。
また必ず、ミーティングに参加したいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
(スタッフから) 帰りにスーパーに寄ってパンを買ってしまったとのこと、それは心の弱さだけではなく、それを自分に許してあげる心の中のあたたかさの故でもあったかと思います。ふだんの過食よりもおいしかったのじゃないかと想像するのですが。
(返信)何でもわかるのですね!昨日の過食、確かに美味しかったのです。だからあっという間に食べてしまいました。